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簡易書留の出し方と手順を解説!活用シーンや出す時の注意点、メリット・デメリットなども紹介

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簡易書留は、大切な郵便物や物品を確実に郵送するための郵便サービスです。しかし、初めて利用する人にとっては、手続きや出し方がわからず、不安を感じることもあるかもしれません。

そこで当記事では、簡易書留の出し方とその手順、簡易書留を出す際の注意点を解説するとともに、便利な利用方法を紹介します。大切な郵便物や荷物を郵送する際に役立ててください。

本記事掲載情報2024年1月時点のものです。最新情報は日本郵便株式会社公式サイトでご確認ください。

目次

簡易書留とは

簡易書留とは、郵便物や荷物を安全に郵送するための郵便サービスの一つです。通常の郵便物と違い、発送者と受取人の住所が確認できるため、郵便物や荷物が無事に配達されたかを追跡することができます。

また、受取人が受け取りの際にサインもしくは押印することにより、発送者に配達完了の通知が届くようになっています。そのほか、発送する郵便部や荷物の保険や補償制度も充実しているので、大切な郵便物や荷物を安心して郵送することができます。

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簡易書留のメリットとデメリット

本項では、簡易書留のメリットとデメリットを紹介します。繰り返しになる部分もありますが、しっかりとメリットとデメリット双方を把握してください。

メリット

郵便追跡サービスで、郵便物の配達状況を確認することができます。
・郵便物が紛失または破損した場合、最大5万円まで補償されます。
・郵便物が配達されたことを記録し、配達日時を証明することができます。
・一般書留よりも安い郵便料金で配達可能です。
・手渡しによる郵便物の確実な配達を保証するため、大切な書類や物品を送るときにおすすめです。
・簡易書留は、土曜日、日曜日、祝日も配達されます(ただし、配達時間は通常よりも短くなる場合があります。)。

デメリット

 ・普通郵便よりも送料が高くなります(プラス350円)。
 ・郵便物が配達されるまでに時間がかかる場合があります。
 ・郵便物が紛失または破損した場合、最大5万円までしか補償されません。
 ・郵便追跡サービスでは、引受け情報と配達完了日(もしくは、不在持ち戻り情報)しか表示されません。

簡易書留の手続きの手順

簡易書留の手続きは、以下の手順でおこないます。

STEP

事前準備

簡易書留を郵送するために必要な郵便物や荷物を用意します。内容物によっては特定の規定や制限があるので、次の簡易書留の出し方の注意点を参考にしてください。

STEP

必要な書類の準備

郵便局に行くと、窓口に簡易書留を利用する際に必要な書留・特定記録郵便物等差出票(2枚複写)が置いてあります。書留・特定記録郵便物等差出票に、発送者の住所・氏名、受取人の氏名、摘要欄に郵送する物の内容を正確に記入しましょう。正確な情報を記入することで、追跡や問題発生時の対応がスムーズになります。

STEP

料金の支払い

簡易書留はポストに投函することができませんので、郵便局の窓口で、記入した書留・特定記録郵便物等差出票と郵便物などを渡します。料金は、通常郵便物の料金に簡易書留料金(350円)を加えた金額になります(下記の料金表参照)。

内容(封筒)重量料金簡易書留料金合計料金
定型25gまで84円350円404円
50gまで94円414円
定形外規格内50gまで120円440円
100gまで140円460円
150gまで210円530円
250gまで250円570円
500gまで390円710円
1kgまで580円900円
2kgまで取扱なし取扱なし
2㎏超4㎏まで
規格外50gまで200円520円
100gまで220円540円
150gまで300円620円
250gまで350円670円
500gまで510円830円
1kgまで710円1,030円
2kgまで1,040円1,360円
2㎏超4㎏まで1,350円1,670円
※2023年12月時点の料金です。最新情報は日本郵便株式会社公式サイトでご確認ください。

料金の支払いは、窓口での現金払いや郵便局指定の支払い方法を利用できます。また、簡易書留の手続きをする際、郵便局員の方から身分証明書の提示を求められることがあります。運転免許証やマイナンバーカードなどを準備しておくとよいでしょう。

STEP

確認事項の伝達

発送局で簡易書留の受付の際に、内容品の種類や価値、保険の有無などを伝える必要があります。内容品を伝達することにより、適切な保険料が設定され、万が一の事故や紛失に備えられます。

STEP

送り状と追跡番号の保管

郵便物の受付が終了すると、発送局の局員が書留・特定記録郵便物等受領証(追跡番号などが記載)を渡してくれますので、大切に保管しましょう。郵便追跡サービスを利用する場合や、万が一の問題が発生したとき、受け取りの確認が必要なときに、書留・特定記録郵便物等受領証が役立ちます。

STEP

配送方法の選択

簡易書留の配送方法は、通常配送のほか、速達でも送ることができます。

通常配送

通常配送は、郵便料金が最も安い配送方法ですが、配達までに時間がかかる場合があります。

速達

速達は、通常配達よりも早く配達されますが、通常配達よりも送料が高くなります。

・250g以内:+260円
・1kg以内:+350円
・4kg以内:+600円

簡易書留を出す際の注意点

簡易書留を出す際には、次の点に注意しましょう。

内容物の制限

簡易書留では、一部の物品や書類の送付が制限されています。
たとえば、以下のような制限が存在します。

・現金(現金書留で送付しましょう。)
・貴金属(貴金属は一般書留で送付しましょう。)
・有価証券(時価5万円を超える有価証券は一般書留で送付しましょう。)
・危険物
・腐敗しやすいもの
・水気を含んでいるもの
・大きさや重量が制限されているもの
・郵便局が受付できないもの

上記以外のもので、郵送できるか分からないときは、最寄りの郵便局に尋ねましょう。

配送時間の確認

簡易書留は、通常の郵便と比べると配送に時間がかかる場合があります。

特に国際配送の場合は、到着まで数週間かかることもあります。配送にかかる時間を考慮して、簡易書留を送りましょう。

簡易書留の賠償金額

簡易書留の亡失や毀損などによる賠償金額は、5万円を限度とする実損額です。

そのため、高額ではないもの、確実に相手に送付したことを記録に残し、証明したい書類などの郵送に最適です。たとえば、仕事上の重要書類や入学願書、履歴書などの重要書類、コンサートのチケットなどの送付に向いた制度といえるでしょう。

簡易書留の利用例

重要な書類を送付する際

Aさんは、簡易書留を利用することで、退職届が確実に転職先に届くことがわかり、転職先に退職届を郵送する際に簡易書留を利用しました。そのため、安心して転職活動に専念することができました。

高価な物品を送る際

Bさんは、親に誕生日プレゼントとして高価な腕時計を送る際に、5万円までの補償が付いている簡易書留を利用しました。簡易書留を利用することで、腕時計が紛失や破損することなく、安全に親の元に届きました。

配達記録を残したい際

Cさんは、仕事で重要な書類を送る際に、簡易書留を利用しました。簡易書留を利用することで、書類がいつ、どこに配達されたかが記録されるため、万が一書類が紛失した場合でも、郵便局に調査を依頼することが可能です。

【2023年12月最新】郵便料金値上げの方針

郵便物の種別現在の料金検討中の料金
定形郵便物(25グラム以内)84円110円
定型郵便物(50グラム以内)94円110円
はがき63円85円
レターパック、速達など値上げを検討中(詳細は未定)

2023年12月18日、総務省は郵便料金値上げの方針を示しました。定形郵便物に関しては現在の25グラム以内、50グラム以内という重量区分がなくなり一律110円に、はがきは現在の63円から85円にすることを検討しているとのことです。なお、詳細は決まっていませんが、レターパックや速達などの料金も値上げの検討がされています。
参考:日本経済新聞「郵便料金値上げへ 定形封書110円・はがき85円」

契約書の送付に多く利用されているレターパックの値上げも検討されているということで、郵便料金の値上げにともない契約業務に関するコストの増大も予想されます。そこで、この機会に電子契約サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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※導入企業数は「電子印鑑GMOサイン(OEM商材含む)」を利用した事業者数(企業または個人)。1事業者内のユーザーが複数利用している場合は1カウントとする 。自社調べ(2023年11月)

まとめ

簡易書留は、郵便局が提供しているサービスで、郵便物の受け取りから配達までの過程を記録してくれるものです。

簡易書留の出し方はとても簡単です。郵便局の窓口に行き、簡易書留の用紙を提出し、差出人と受取人の住所・氏名・電話番号を記入して、郵便料金を支払います。簡易書留の料金は、郵便物の重さや大きさによって異なりますが、郵便物の郵便料金に350円を加えた金額です。

ただし、いくつかの注意点がありますので、気をつけなければなりません。まず、簡易書留は、現金や貴金属などの高価な物品は送付できません。また、郵便物が配達されるまでに時間がかかる場合があります。しかし、郵便物が配達されたことを記録し、配達日時を証明することができますので、大切な書類や荷物を送るときに便利なサービスです。

簡易書留は、利用もかんたんで、とても便利なサービスです。大切な書類や物品を送るときに、ぜひ簡易書留を利用してみてください。

参考:書留|郵便局

参考:特定記録|郵便局

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この記事を書いた人

GMOサインが運営する公式ブログ「GMOサインブログ」の編集部です。
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