企業によるSNSの利用は、現代のマーケティングでは必須です。
多くの企業がSNSを活用して顧客との接点を増やそうとしていますが、成功している企業は一部です。人によっては知見もないのにSNS担当者を任されることもあるでしょう。
そこでおすすめなのが、SNS運用代行の利用です。
本記事では、おすすめのSNS運用代行を20社厳選しました。また、SNS運用代行で何ができ、どんなメリットがあるのかを解説します。またSNS運用代行会社の選び方や料金相場などをまとめました。
これから企業としてSNSの利用を検討している方や、SNS運用で成果がなかなか出ないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
SNS運用代行に依頼できる業務とは?
SNS運用代行とは、文字通り、企業のSNSの運用を代わりに担ってくれるサービスのことです。
サービスや強みは各社それぞれですが、戦略立案から企画、撮影、分析など、マーケティングやSNS運用の専門的知識を要するサービスを提供しています。
SNS運用代行でできることを以下にまとめましたので、参考にしてください。
- SNS戦略設計
- SNSアカウントの開設
- 炎上リスク対策
- 投稿コンテンツ企画
- 投稿テキスト制作
- 投稿用画像・動画制作
- 投稿代行
- SNSアカウント分析
- 定例ミーティングの実施
- コメントやDMへの返信
- キャンペーン企画・実施
- インフルエンサー活用
- SNS広告運用
企業がSNSを行う目的
企業がSNSをはじめる理由はさまざま。ここからは、企業がSNSを始める目的、つまりSNSを活用することで、どんな効果が期待できるのかについて見ていきましょう。
ブランド認知の向上
SNSの活用の最大のメリットともいえるのが、企業やブランドの認知向上です。
「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、2018年を境に、ネット利用がテレビの視聴を追い越していることがわかります。
とくに若者のテレビ離れが顕著ですが、60代以上の高齢者についてもネット利用が増えている傾向が見て取れます。
さまざまな年代にアプローチできるSNSの活用は、今後ますます企業のブランディング活動において必須となるでしょう。
来店・購入促進
SNSでは自社のコンテンツが、どの属性のユーザーに響いたかどうかを、データで把握することが可能です。
狙ったターゲットへコンテンツを届けられ、さらに購買や自社サイトへの流入などの特定の行動へと結びつけることができたかどうかまで分析ができます。
新聞や雑誌への広告掲載よりも効果測定がしやすく、コンテンツの改善活動に生かせるため、より効率的な仕掛けができるでしょう。
ファンとの関係性構築
SNSはもはや個人や企業が情報を発信するだけの場ではありません。SNSは企業と顧客のコミュニケーションの場として再定義されています。
ファンの口コミは信頼性も高く、ブランド認知をより一層向上してくれます。そうすることで、ファンが新たなファンを生み出していく流れを作ることが可能です。
SNSの登場により、これまで見えなかったファンとのつながりがはっきりと見えるようになりました。SNSを通してどのようにファンを作っていくかが、企業価値の向上につながります。
ターゲット別!SNSの特徴まとめ
SNSごとに、ユーザーの年代や嗜好などの特徴や利用目的が異なります。SNSを始める際には、ターゲットに沿ったSNSを選ぶことが大切です。
以下に、主要なSNSの特徴をまとめましたので、参考にしてください。
SNSの種類 | 特徴 |
---|---|
20代〜50代のビジネス層の利用が多い。BtoB の商材・サービスの広告媒体に向いている。 | |
10代〜20代の利用者が多い。商品・サービスを探すユーザーが多い。 | |
X (旧Twitter) | 20代の利用率が高い。ターゲティングがしやすい。 |
LINE | 全世代を通して利用率が高い。新規ユーザーへのリーチがしやすい。 |
TikTok | 10代の利用者が多い。爆発的なヒットが生まれる可能性がある。 |
YouTube | 全世代を通して利用されている。新規ユーザーの獲得からファンの創出まで可能。 |
SNS運用代行大手のおすすめ20選を比較!
ここからは、SNS運用代行をサービスとして提供している企業を全20社ご紹介していきます。
それぞれのサービスの強みや実績などについて解説しますので、自社にぴったりなSNS運用代行を見つけてください。
株式会社ガイアックス

株式会社ガイアックスは、14年にわたり1,000社以上のSNSを支援してきた実績がある日本屈指のSNS運用代行サービスです。X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、Facebook、LINE、YouTubeなどの幅広いSNS運用代行が可能。
SNSをマーケティング全体の一部分として捉え、顧客の課題をヒアリングした上での戦略設計や運用改善を実施しているのが魅力です。また、24時間365日でSNSアカウントを監視し、炎上対策も充実。SNSの攻めと守りを熟知したサービスに強みがあります。
SNS運用代行については、月額50万円からと高めですが、コンテンツの企画・制作・投稿はもちろん、コメントへの返信もすべて代行してくれる手厚いサービスが魅力です。
株式会社フルスピード

株式会社フルスピードは、1,000社以上のSNS運用実績を持つ日本最大規模の企業。日本におけるSNS創成期から事業を行い、Meta社やLINE社の認定企業でもあります。ByteDance社やPinterest社と提携していて、トレンドやSNSの仕様変更に関する情報をいち早く仕入れられるのが強み。
SNS運用代行については、他社にはない細かなサービスが魅力で、企画、投稿、分析のみならず、コンセプトやターゲット選定、クリエイティブ制作、トレンド分析など幅広くサポートしてくれるのが嬉しいポイント。
SNS運用をまとめて一社に全部任せたいなら、株式会社フルスピードがおすすめです。
株式会社メンバーズ

株式会社メンバーズは、日本ではじめてFacebookの「認定マーケティングデベロッパープログラム(PMD)」のパートナーに認定されたSNS運用代行サービスを提供しています。
50名規模のSNS専門家による運用体制や、これまで100社以上への支援実績から積み上げられたノウハウなどが魅力。また、複数のSNSアカウントを一括して運用することも可能です。SNSのマーケティング戦略の立案や投稿の分析などを任せられるほか、運用担当者向けのガイドラインの作成まで対応可能です。
将来的にSNS運用の内製化を目指している企業にも向いています。また、複数のSNSを効率よく運営し、ファンとのつながりをより強固にしたいという場合にもおすすめです。
株式会社グローバルリンクジャパン

株式会社グローバルリンクジャパンは、SNSに特化したコンサルティングサービスを展開する企業。
AIを駆使したデータ分析に強みがあり、ユーザーの行動や市場の変化を正確に捉えたコンテンツの制作により、施策やターゲティングの最適化が可能。また、ブランドメッセージを最大限に引き出すことで、ユーザーのエンゲージメントの最大化を図ることができます。
フォロワーはいるのに、なかなかエンゲージメント率が上がらないことに課題を感じている場合は、データ分析に強みのある株式会社グローバルリンクジャパンがおすすめです。
株式会社サイバー・バズ(BRIDGE)

株式会社サイバー・バズは、ソーシャルリスニングによる生活者視点のSNSコンサルティング企業。対応するSNSはInstagram、Facebook、X(旧Twitter)、LINE、TikTokの5つ。
「BRIDGE」というサービス名で、独自ツールを活用し、企画から投稿、効果検証までを一気通貫して手がけています。また、キャンペーン運用やファンサポートも充実しており、独自のノウハウを駆使した細かなサポートが魅力。
SNSのブランドサイト化やフォロワー増加、販売促進など、企業やブランドに合わせた幅広い運用プランの提案が可能です。
株式会社コムニコ

株式会社コムニコはこれまでに2,200社以上のSNSマーケティングをサポートしてきたSNSのスペシャリスト集団。InstagramやX(旧Twitter)、Facebook、LINE、YouTube、TikTok、note、LinkdInなどの幅広いSNSに対応しており、それぞれの課題に最適な提案をしてくれます。
SNSコンサルタントを含むチームを案件ごとに結成してくれるのが魅力。SNSのアカウント開設からコンテンツ制作、投稿、分析レポートまで全てを任せられ、コメント監視や炎上リスク対策などの守備もサポートしています。
インフルエンサーの活用やSNS広告運用にも対応し、手厚いサポートが揃っています。
株式会社ホットリンク

株式会社ホットリンクは、UGCを起点としたSNS理論である、ULSSASをもとにしたSNS運用代行サービスを展開する企業。
収集したデータの分析結果から、企画の立案実行、効果検証までをひとつのサイクルとして、効率的なSNS運用代行を実現してくれます。X(旧Twitter)の全ツイート、Yahoo!知恵袋などのビッグデータを保有し、自社開発した分析ツールと組み合わせることで、再現性の高いSNS運用が可能となるのが魅力。
とくにユーザー発信のUGCによるマーケティングは、企業からの発信よりも強力なため、販売促進において高い効果が期待できます。
株式会社バケット

株式会社バケットはこれまでに200以上のアカウント運用実績を持っています。
SNS運用の悩みをヒアリングしたうえで個別具体的なプランを提示してくれるのが魅力。また、机上の空論ではなく、継続的な改善活動による運用力が強みとなっています。SNSコンサルティングによる戦略立案から、コンテンツの制作、運用、分析まで全てワンストップで対応可能です。
Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、LINEに対応し、これまでのフォロワー数は累計で500万人にもなります。また、料金設定は運用支援で10万円〜と低コストなのも魅力。
株式会社ライトアップ

株式会社ライトアップは、Webマーケティングとコンテンツ制作の実現力をかけ合わせたマーケティングの総合会社。これまでに総数1,500万人以上のファンやフォロワーの創出に成功しており、Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、LINEなどの企業アカウントの運用代行実績があります。
企業ごとの目的や課題に応じた企画・運用方法の提案をしており、初めてのSNSなら運用ガイドラインから、既存のSNSならコンサルティングから提案できる柔軟性の高さが魅力。記事の企画から投稿のほか、コメント監視やメッセージへの返信までの包括的なSNS運用代行サービスまで担います。
サムライト株式会社

株式会社サムライトは、Instagram、TikToK、YouTube、X(旧Twitter)、LINEなどの運用支援をしているマーケティング会社。
それぞれのSNSごとに運用チームが分かれているのが特徴で、特定のSNSに課題を感じている場合におすすめです。専用チームによって、SNSのコンセプトやターゲットの設定から、企画、投稿などのSNS運用と改善活動が可能。
キャンペーン企画の実施や投稿クリエイティブの制作に至るまで、きめ細かいサービスが魅力です。また、運用マニュアルの作成により、SNS運用の将来的の内製化も目指せるでしょう。
株式会社ニット(HELP YOU)

株式会社ニットは、パソコンで行えるさまざまな業務をオンラインでサポートしています。オンライン代行サービス「HELP YOU」を通して秘書やマーケティング、経理、人事、営業まで、幅広い業種に対応。
SNS運用代行からメルマガの運用まで柔軟な対応が可能なのが魅力です。他のSNS運用代行会社と一線を画すのは、ライティングと画像制作の2つとなっています。
とくに、SNSからメルマガ登録を促すようなビジネスモデルの場合に力を発揮するでしょう。継続的な依頼でなくても、単発やスポットでの依頼も可能なのは魅力。
株式会社ユニークワン

株式会社ユニークワンは、データ分析に強みのあるインターネット広告会社。Webマーケティングのみならず、昨今注目されているSNSを利用した採用活動にも強みがあります。
GoogleやYahoo!、noteなどの公式パートナーであり、SNS運用には欠かせない戦略設計、コンテンツ制作、運用改善を抑えつつ、自社開発のAI活用による徹底的なデータ分析にも強みをもっています。
毎月1回の定例ミーティングの実施もあり、SNS運用代行に不安を抱えている企業も安心してSNS運用を任せることができるでしょう。
株式会社クロス・プロップワークス

株式会社クロス・プロップワークスは、これまでに1,000以上のSNSアカウントを運用してきた実績を持つ、総合マーケティングカンパニー。認知拡大だけでなく、販売につながるSNS運用が可能な点が魅力となっています。
幅広いマーケティングの知識があり、確実にファンを獲得できる投稿やキャンペーンの企画、投稿後の分析まで包括的にサポートしてくれる、頼れるSNS運用代行会社です。
集客したユーザーを購買行動につなげるためのノウハウを持っているので、SNS運用を通じて事業を成長させたい企業にピッタリといえます。
MARQS株式会社

MARQS株式会社は、これまでに100以上のサイトをサポートしてきた、ハイクオリティなデザインが魅力のWeb制作会社。X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、LINEの運用代行実績があり、クライアントに合わせた運用方法の提案が特徴です。
広報や宣伝活動に欠かせないSNS運用のサポートから、本格的な運用代行に至るまで、自社に合わせたサービスを受けることが可能。SNSの更新だけでなく、インフルエンサーを活用したマーケティングにも強みがあり、自社ブランドのイメージアップにもつながります。
株式会社シェアコト

株式会社シェアコトは、大手企業との実績を豊富に持つSNS運用代行サービスを提供しています。
ヒアリングから戦略策定、コンテンツの企画・投稿から分析・改善に加え、SNS広告やキャンペーン時の事務局としての機能、また商品発送までを一気通貫して任せることが可能。
また、SNSの開設段階から、ヒアリングを通してターゲットニーズに合わせたアカウントのイメージ戦略の構築を実施しています。SNS上でのイメージ統一によるブランドイメージの向上が図れます。
株式会社トライバルメディアハウス

株式会社トライバルメディアハウスは、業界を跨いだSNSの運用実績を誇る企業。食品、飲料、アパレル、化粧品などの業界ごとの特性を理解したマーケティングの知見が豊富なのが強みとなっています。
SNS運用代行では、それぞれのビジネスモデルや課題に応じたマーケティング手法を提案。長期的な視点でのSNS運用が得意で、認知の獲得からブランドや商品への愛着の醸成までのノウハウを所有しています。
顧客とのコミュニケーション設計を中心に据え、長く付き合える顧客の獲得が期待できるでしょう。
株式会社MARKELINK

株式会社MARKELINKは、LINEに特化した運用代行サービスを提供しています。月4回の配信企画の提案と配信実行、分析までを全て任せることが可能。友だち追加戦略、配信戦略、アカウント設計までの全てを依頼できます。
たとえば、ハウスメーカーでの成約率の向上、テーマパークでの客単価向上など、LINEと現実世界を紐づけて運用することで、これまでにない形でビジネス課題を解決することが期待できます。
料金設定はコンサルタントなしの場合で月額10万円からとかなりお手頃なのも魅力。
CHANGE株式会社(アリストテレス)

CHANGE株式会社は、圧倒的な分析力を盾にした独自のSNSマーケティングが強みの企業。これまでに100社以上の導入実績を誇り、YouTube、Instagram、LINE、X(旧Twitter)、TikTokなどの主要SNSの運用代行を手がけています。
最大の特徴は、人を動かすといわれる感情、論理、倫理の3つの要素をマーケティングに生かした独自のノウハウです。企画から撮影、編集、投稿、分析までを一貫してサポートしてくれるのも魅力。また、運用代行プランのほかに、企画立案のみや分析レポートのみの依頼など、部分的な依頼にも対応可能です。
SNS運用代行による無料シミュレーションも提供しています。事前に具体的な効果を確認できる点が大きなメリットです。
株式会社SAKIYOMI

株式会社SAKIYOMIは、Instagram支援サービスの中でもトップクラスの実績と信頼を誇る企業。美容・コスメ、クリニック、オンラインスクールなど、BtoC向けのサービスを中心に、幅広い実績を持ちます。
在籍するのはInstagramのアルゴリズムを熟知したプロで、Instagram運用の勝ちパターンをノウハウとして保有しているのが強みとなっています。
平均して4.2ヶ月で10,000フォロワーを達成しており、その再現性の高さは魅力。運用を全てプロに任せるプランは月額35万円からですが、最低月額1万円から依頼が可能です。
株式会社Tenmu

株式会社Tenmuは、Instagramに特化したSNS運用代行サービスを提供しています。撮影に強みがあり、ビジュアルでの訴求が大切となる、食品やコスメ、ホテルなどの業界での実績があります。
Instagramのアカウント戦略設計や投稿作成、分析のほか、撮影企画やイメージ提案、モデルのキャスティングにも対応。ブランドの強みとトレンドを掛け合わせた効果の高いSNS運用が可能です。
初回のヒアリングは無料で、現在の悩みや課題、運用体制などの相談ができるのもポイント。パッケージのような料金設定は採用せず、クライアントごとのヒアリング内容に基づき、各社に合った提案と見積もりを行います。
SNS運用代行を使うメリット・デメリット
企業としてSNS運用をするのは個人でするよりも責任もリスクも大きいもの。しかし、多くのSNS担当者は他の業務で忙しく、手が回らないことも多いでしょう。
このような状況で、重要な役割を果たすのがSNS運用代行サービスです。運用代行サービスは、広範囲に渡るサポートを提供し、企業がSNSでのプレゼンスを効果的に高めていくのに貢献します。ここからは、そんなSNS運用代行のメリットとデメリットについて解説していきます。
SNS運用代行を使うメリット
SNS運用代行を利用するメリットは以下の通りです。
- SNS運用にかかる時間を節約できる
- ノウハウや実績を持つプロに任せられる
- クオリティが担保される
- 最新のトレンドを押さえた配信が可能
企業がSNS運用を専門に行う担当者を配属することは稀で、特定の社員がメインの業務と兼務する形でSNSの更新を行うケースが多いです。
SNS運用代行を利用することで、業務の負担が減ることは大きな利点です。また、SNSに関するノウハウを十分に持っているプロに任せられるため、一定のクオリティでの更新ができます。
SNS運用代行を使うデメリット
一方で、SNS運用代行には、以下のようなデメリットも存在します。
- 費用がかかる
- 委託先が多く選ぶのが難しい
- 自社にノウハウが蓄積されない
SNS運用には毎月費用がかかるほか、運用代行サービスを提供する企業が多く、自社にマッチする企業を探すのが大変という一面もあります。
また、自社にノウハウが蓄積されないのも懸念です。しかし、SNS運用代行によっては、SNS運用の内製化をサポートしている場合もあるため、一概にデメリットとはいえないでしょう。
SNS運用代行の料金相場と内訳
SNS運用代行にかかる費用相場は月額10万円〜50万円ほど。投稿のみや画像素材制作のみなど、特定の業務の依頼なら月額10万円ほどで依頼可能。
SNSの戦略設計や投稿の企画立案、投稿後の分析など、総合的な支援を依頼する場合には月額50万円を超えることもあります。また、初期費用が別途かかる場合もあるので、契約時に確認しておきましょう。
それぞれ、金額相場ごとに依頼できる内容を以下にまとめましたので、参考にしてください。
サービス内容 | 10万円以下 | 20万円〜30万円 | 50万円以上 |
企画立案 | |||
コンテンツ制作 | |||
投稿作業 | |||
コメント返信 | |||
DM返信 | |||
課題分析・戦略設計 | |||
分析レポート作成 | |||
定例ミーティング | |||
インフルエンサー活用 | |||
広告運用 |
SNS運用代行の失敗しない選び方
SNS運用代行サービスにはさまざまな種類があり、金額相場もピンキリということがわかりました。金額を抑えて失敗するのも、金額をかけすぎるのも理想とはいえません。
自社にとって最適なSNS運用代行を選ぶには、どのようなポイントに注意すべきでしょうか? ここからは、SNS運用代行の選び方のポイントについてご紹介していきます。
対象のSNSを扱っているか
SNS運用代行サービスには、得意とするSNSがあります。複数のSNS運用代行を行っていても、実績を見ればどのSNSに強みがあるかが分かります。
現在は特定のSNSを運用する場合でも、複数のSNSを任せられる企業がおすすめです。今後複数のSNS運用をしていく中で、一社にまとめて依頼できた方が、総合的なブランディングにつながりやすいからです。
実績が豊富でWEB全般の知識があるか
SNS運用代行サービスを選ぶ際は、実績の確認方法に注意しましょう。とくに、フォロワー数は水増しができるため信頼性は低い指標です。企業名やアカウント名の実名など具体的な実績を確認することが大切です。
また、自社と似ているケースでのSNS運用代行の実績があるかどうかもチェックしましょう。さらに、SEOやマーケティング、クリエイティブ制作などの総合的な知見があるかも確認したいところです。
運用の効果測定の基準は明確か
新聞や雑誌への広告掲載と異なり、SNSは効果測定がしやすい媒体です。そのため、SNS運用代行を選ぶ際には、具体的な成果指標を作成し、達成できたかどうかを明確にさせることが必須です。
自社で決めることが難しい場合には、KPIなどの目標値の設定から支援してくれるサービスを選ぶといいでしょう。
SNS運用代行の成功事例3選
ここからは、SNS運用代行の成功事例についてご紹介していきます。それぞれ、自社の課題と照らし合わせながら確認していってください。
キャンペーン企画からファンの創出に成功した事例
最初にご紹介するのは、X(旧Twitter)でキャンペーンPRを行いファンの創出に成功した事例です。公益財団法人高知県観光コンベンション協会では、それまでもSNSを活用していたものの、効果的な活用までは至りませんでした。
しかし、SNS運用代行を利用することで、10日で10倍のフォロワーの創出に成功しています。キャンペーンでは応募件数7.4万件以上、推定インプレッション数3,000万件以上の実績を記録しました。
また単発の施策にとどまらず、フォロワーを飽きさせない投稿でファンを続々と生み出しています。毎月の報告レポートでもKPIの進捗状況が把握でき、安心してSNS運用を任せることができると好評です。
YouTubeショートの活用でチャネル登録者数を4倍にした事例
次にご紹介するのは、YouTube運用代行によってチャンネル登録者数を4倍に増やすことに成功した事例です。
アップガレージでは、選任のSNS担当者がおらず、複数の担当者による片手間での投稿と、ノウハウの蓄積が課題でした。
SNS運用代行を利用し、YouTubeのショート動画の投稿数を月平均1件から平均9.2件へと改善します。
また通常の動画投稿も分析に基づいて企画と制作を実行し、フォロワー数を4倍へ増やすことに成功しました。まさに、新規顧客の獲得とファン創出が成功した事例といえるでしょう。
顧客目線のInstagram運用でUGCの創出に成功した事例
3つ目にご紹介するのは、SNS運用代行を活用してこれまでのSNSを見直したことで、UGCの創出に成功し、マーケティングにおける地位を確固たるものにした事例です。
マイクポップコーンを筆頭に多くの人気商品を手掛けるジャパンフリトレーのSNSは、キャンペーン情報の発信のためだけのものとなっていました。
アカウント分析や戦略設計の一部をSNS運用代行に依頼し、ソーシャルリスニングによって、マイクポップコーンを顧客目線で再定義を実施します。
顧客とのコミュニケーションを軸に、ブランドの方向性と合わせたコンテンツの発信を戦略的に行ったことで、UGCの創出に成功しました。
SNS運用代行のよくある質問
最後に、SNS運用代行のよくある質問について見ていきましょう。
運用開始までの日数はどのくらい?
数週間〜1カ月ほどが準備期間の目安です。SNS運用代行に依頼する内容によっては、即日運用可能な場合もあります。
SNS運用代行は何カ月から委託できる?
SNS運用代行によって契約期間が変わりますが、最低でも6カ月としている場合が多いです。SNS運用代行の費用は毎月かかりますので、依頼内容や料金設定に注意する必要があります。
SNS運用の一部分だけでも頼める?
撮影のみやビジュアル制作のみなどの一部分のみの依頼も可能です。自社のSNS運用体制に合わせて依頼することで、SNS運用の負担軽減ができます。
料金表が見当たらない場合はどうすればいい?
料金設定はSNS運用代行によってさまざま。ひとつのパッケージとしている場合もあれば、ヒアリングを通して要望に沿ったプランをカスタマイズして見積もりの作成を行うこともあります。料金体系に不安がある場合には、相場を理解しておくのがおすすめです。
基本料金以外の費用がかかることはある?
SNS運用代行サービスによっては、基本料金とは別に初期費用がかかる場合があります。また、撮影費やSNS広告費が別途請求となる場合もありますので、契約前に内容を確認しましょう。
SNS運用代行を活用してマーケティングを成功させよう!
SNSの運用は、企業活動において非常に重要な役割を持っています。既存顧客とのコミュニケーションや新規顧客の創出には、SNSの利用が効果的です。
重要性は年々増していても、実際に上手く活用できている企業はそう多くありません。競合も多いSNSで成功するには、ノウハウや費やす時間が必須な一方で、人材不足によってそんな時間を割くことができないケースは多く見られます。
そんなときに便利なのが、SNS運用代行サービスです。SNSの知識がなくても成功させるために必要なサポートを得られるほか、SNS運用の内製化に向けたマニュアル作成など、SNS運用代行を利用するメリットは多くあります。
また、SNS運用代行を利用することで、SNSを軌道に乗せつつも、日々のコア業務に集中することができ、いいサイクルを生み出すことができるでしょう。