東京03のCMでおなじみのふるさと納税ポータルサイト「さとふる」。その名前を一度は聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
その知名度の高さから、
という人がいる一方で、
など疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
そこで今回は、さとふるの特徴やメリット・デメリット、使い方について解説していきます。
目次
さとふるはふるさと納税ポータルサイト
さとふるとは、ふるさと納税で返礼品をもらうために利用するふるさと納税ポータルサイトの一つです。
ふるさと納税ポータルサイトの中でも積極的にCMを流していることから、高い知名度を誇っています。
ここでは、さとふるの概要と特徴について解説します。
さとふるの概要
さとふるは株式会社さとふるが運営する、ふるさと納税ポータルサイトです。
なお、株式会社さとふるは、ソフトバンクグループのSBプレイヤーズ株式会社の子会社です。設立は2014年7月1日で、ふるさと納税ポータルサイトとしてはサービス開始時期が早く、老舗のサイトといえます。
さとふるのコンセプトは、「ふるさとの元気を“フル”にする、ふるさとの魅力が“フル”に集まるふるさと応援、ふるさと納税ポータルサイト」(さとふるより引用)で、地域活性化事業の推進を目標として運営しています。
さとふるの特徴
さとふるは、国内最大級のふるさと納税ポータルサイトとして、2024年9月末時点で1,403自治体を取り扱い、返礼品も80万点以上掲載しています。
そのため、ユーザーは幅広い自治体や返礼品を見ながら寄付先を選べるのが大きな特徴です。
また、さとふるでは、お笑いコントトリオの東京03と麻生久美子さんを起用したCMを放送しており、高い知名度を誇ります。ソフトバンクグループなので信頼度も高いのが特徴です。
さらに、AIの導入により利用者の質問に柔軟に回答する仕組みを作るなど画期的な取り組みも行っています。複雑で人間による対応が必要な場合は、コールセンターも利用できるので初心者でも安心です。
人気ランキングやお礼品のレビューがある、発送予定日や配送状況の確認がしやすいなど、使い勝手の良さもさとふるの特徴といえます。
さとふるを利用するメリット
現在、ふるさと納税サイトは数多く存在しています。
それは、さとふるならではの以下のようなメリットがあるためと考えられます。
返礼品の到着までがスムーズ
さとふるは、返礼品の到着までが他のふるさと納税サイトに比べて早い傾向にあります。
ふるさと納税では、各自治体が寄付を受けるたびに返礼品を業者に発注します。その仕組み上、人気のある返礼品は発注・発送業務が滞りやすく、寄付者の手元に届くまでに時間がかかってしまいます。
寄付から返礼品の到着までに数ヶ月~半年かかることも少なくありません。
一方さとふるでは、自治体が行う申込受付~返礼品発送までの工程を自社サービスとして実施しています。
そのため、返礼品の到着までが比較的スムーズになりやすいのです。返礼品によっては、1~2週間程度で到着することもあります。
また、マイページで発送予定日や配送状況の確認、配送先の変更(一部返礼品)などができるため、
とヤキモキすることがありません。
毎月キャンペーン開催でお得
さとふるでは、毎月お得なキャンペーンを行っています。
たとえば、エントリー条件を満たすことでPayPayボーナスやLINEポイント、ギフトカードや豪華食材が当たるといったキャンペーンです。
エントリー条件は、返礼品のレビューを書く、一定以上の金額を寄付するなどさまざまです。
キャンペーンへの応募方法は難しくなく、返礼品を申し込む際に条件を満たしていれば、そのまま応募できます。
達成条件のハードルはそこまで高くないのでぜひ利用してみてください。
決済方法が多彩
さとふるでは多彩な決済方法に対応しています。
ふるさと納税ポータルサイトでは、クレジットカード決済での支払いが一般的です。
さとふるでは他にも、PayPayオンライン決済やPay-easy(ペイジー)決済、コンビニ決済」などの決済方法を利用できます。
さらに、さとふるでは、キャリア決済も可能です。前述の通り、さとふるはソフトバンクグループが運営しています。
そのため、スマホ料金と一緒に寄付金を支払えます。
ソフトバンクはもちろん、auやドコモ決済にも対応しているため、クレジットカードを持っていない人や、ソフトバンク以外の通信キャリアを利用している方も気軽に支払えます。
- ソフトバンク
-
「ソフトバンクまとめて支払い」で10万円以下まで支払い可能
- au
-
「au かんたん決済」で10万円以下まで支払い可能
- ドコモ
-
「d払い」で10万円以下まで支払い可能
初心者でも簡単に使える
初心者でも簡単に使える点もさとふるのメリットです。
さとふるは、すべてのユーザーが返礼品を選びやすいようにさまざまな工夫をしています。
たとえば、人気お礼品ランキングやレビューの充実などが挙げられます。
また、前述の通りマイページも充実しています。
他のふるさと納税ポータルサイトにはない、返礼品の配送状況確認や配送先の変更なども利用できるため、初心者でも安心して利用できます。
さとふるを含めたすべての寄付履歴管理もできますので、はじめてふるさと納税をする人にぴったりといえるでしょう。
サポート体制が充実している
さとふるはサポート体制が充実しています。
初めてふるさと納税を行う場合、
など不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
さとふるでは、メールや電話にて不安・疑問について気軽に相談できます。
また、さとふるではAI搭載のチャットボットを利用することで、ふるさと納税に関するよくある質問を自己解決できます。「電話するほどではないかもしれないけど、よくわからない……」そんな疑問もWebで簡単に解決できるのは、さとふるならではです。
信頼性が高い
さとふるは信頼性が高いふるさと納税ポータルサイトです。
さとふるは、TVやインターネットにてCMを多く流していて、ふるさと納税ポータルサイトの中でも抜群の知名度を誇ります。そのため、ふるさと納税をしたことがない人でも、親しみや安心感を持っている人が多いのではないでしょうか。
実際に、さとふるはソフトバンクグループが運営しているふるさと納税ポータルサイトです。
大手企業のグループ会社の運営であるため、サポート体制やサービスが充実しています。
このようなことから、さとふるは信頼性が高く、安心して利用できるふるさと納税ポータルサイトといえます。
さとふるを利用するデメリット
数多くのメリットがあるさとふるですが、利用するうえで注意したい点もいくつかあります。
掲載されている自治体がやや少ない
さとふるは、大手ふるさと納税ポータルサイトとしては掲載されている自治体数がやや少ない傾向にあります。
たとえば、国内最大級のふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」は、2024年10月時点において1,700以上の自治体を掲載しています。
一方、さとふるは、2024年9月末時点で1,403自治体の掲載とされています。決して少なすぎるというわけではありませんが、トップと比べるとやや見劣りします。
とはいえ、さとふるは知名度の上昇とともに利用者も増え、それに伴って掲載される自治体数や返礼品数も増加傾向にあります。
ポイントを獲得しにくい
さとふるでは、独自ポイントを獲得しにくいのがデメリットといえます。
たとえば、楽天グループの「楽天ふるさと納税」では、寄付金額に応じて楽天ポイントを獲得できます。
寄付金額が多くなればなるほどたくさんのポイントを獲得でき、そのポイントはさまざまな商品の購入やサービスの利用に使えます。
しかし、さとふるではそうした独自ポイントの獲得ができません。
とはいえ、さとふるは毎月さまざまな独自キャンペーンを行っています。
PayPayボーナスやLINEポイント、ギフトカードなどが当たる可能性があるため、同キャンペーンの活用によりお得な利用が可能です。
さとふるの使い方や流れ
初めてさとふるを利用する方向けに、使い方や流れについて簡単にご説明します。
新規会員登録の流れ
新規会員登録の流れは以下の通りです。
- スマホやPCからさとふるの公式サイトへアクセスする
- 新規会員登録をクリックしてメールアドレスを登録する
- 登録したメールアドレス宛に届いた確認メールを開く
- 確認メール内のURLから会員情報の手続きページへアクセスする
- 会員情報の手続きページにて必要事項を入力し、入力内容確認画面へ行く
- 入力内容を確認のうえ、「会員登録をする」をクリックする
寄付申込みの流れ
さとふるへの会員登録ができたら、寄付申込みをしてふるさと納税をしましょう。
寄付申込みの流れは以下の通りです。
- さとふるTOPページへアクセスする
- 「人気ランキング」「お礼品から探す」「地域から探す」から好きな方法で返礼品を検索する
- 返礼品のページにて、商品の特徴や寄付金額などを確認する
- 返礼品の内容・寄付金額について理解・納得したら「カートに入れる」をクリックする
- カートにてお礼品、申込数、寄付金額、発送時期を確認について確認する
- 上記について問題がなければ、「この地域の寄付手続きへ進む」をクリックする
- 寄付者情報の入力を行ない、申し込む
さとふるの利用でよくある質問
ここでは、さとふるの利用においてよくある質問とその答えをまとめます。
さとふるを利用してふるさと納税をする際に、ぜひお読みください。
ふるさと納税は誰でもできますか?
ふるさと納税は自治体に対する寄付であり、誰でも行えます。
ただし、税額控除を受ける際には、控除条件を満たす納税者が本人名義で申し込まなければいけません。
さとふるはいつでも使えますか?
ふるさと納税には期限がないため、さとふるも1年中利用できます。
ただし、ふるさと納税は、1月1日から12月31日の1年間に行った分が、その該当する年度の所得税還付および翌年度の住民税控除対象になります。
さとふるでは寄付金受領証明書は発行されますか?
さとふるでは、寄付金控除に関する証明書を郵送または電子書面にて発行しています。また、各自治体で発行される寄付金受領証明書も受け取れます。
さとふるから寄付した場合、納付日はいつになりますか?
納付日は、寄付領収書に記載される寄付日付です。決済方法によって以下のように納付日が異なります。
- クレジットカード、PayPayオンライン決済、キャリア決済(ソフトバンクまとめて支払い等)
-
寄付申込み完了日
- コンビニ払い
-
コンビニにて支払った日
- ペイジー
-
各金融機関のインターネットバンキングまたはATMでの送金日
さとふるでは複数の自治体に納税(寄付)できますか?
さとふるでは寄付先の自治体数に制限がないため、複数の自治体に納税(寄付)できます。
単一の自治体、複数の自治体にかかわらず、上限額の範囲内であれば自己負担は2,000円です。
さとふるで便利にお得にふるさと納税をしましょう
今回は、ふるさと納税ポータルサイトさとふるについて解説しました。
さとふるはソフトバンクグループが運営していてCMも多数放送されていることから、信頼性や安心感があります。
決済方法が多彩で、返礼品の到着が比較的スピーディーであることが大きなメリットです。また、マイページが使いやすくサポート体制が充実していることから、初心者でも気軽にふるさと納税を行えるのが魅力です。
その一方で、掲載自治体数が大手としてはやや少ないなどの注意点もあります。しかし、自治体数は着実に増えているため、今後もさらに盛り上がっていくふるさと納税ポータルサイトといえるでしょう。
本記事を参考に、さとふるを活用して快適にふるさと納税をしてください。