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【例文あり】代理メールの書き方決定版!失敗しないための基本マナーと注意点

上司や同僚が不在で、代わりにメールを送る場面は、誰にでも起こり得ます。しかし、代理でメールを送る際は、相手に誤解を与えないよう細心の注意が必要です

今回は、代理でメールを送信する際に起こりうるトラブルとその対処法、そして役立つメール例文を紹介します。代理でメールを送信する必要がある方や、日頃から注意しておきたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

本記事を読めば、代理メールの件名から署名までの完璧な書き方をマスターでき、いざという時も慌てず、失礼なく対応できるようになります。

目次

代理メールの送信時に発生しやすいトラブルと対策

代わりにメールを送った後、実際にどのようなトラブルが起こるのでしょうか。以下、起こりやすいトラブルとその対策について詳しく紹介します。

相手の担当役職名や担当者名の漢字ミス、アドレスミス

相手の名前やメールアドレスを間違えることは、ビジネスシーンにおいて深刻な問題を引き起こす可能性があります。

特に、同じ読み方でも漢字が違う場合や、間違いやすいメールアドレスの場合などは、注意が必要です。相手の名前を間違えると、失礼な印象を与え、信頼を失うだけでなく、メールの内容が理解されなくなる可能性も考えられるためです。

たとえば、以下の漢字やアドレスの内容などを間違えた経験がある方も多いのではないでしょうか。

  • 同じ名前の読み方でも、漢字が旧式(櫻井、桜井など)
  • 同じ読み方でも漢字がそもそも違う(瞳、仁美など)
  • アドレスが正確に書かれていない(@yahoo.co.jpのところ、@yahoo.comなど)

上記のような間違いを防ぐため、あらかじめ情報を確認しておくようにしましょう。また、メールアドレスを間違えると、相手に届かなかったり、別の相手に届いてしまったりする可能性があります。

最悪の場合、個人情報や機密情報が漏洩することも考えられます。わずかなミスが、大きなトラブルに繋がる可能性があることを認識し、正確な情報でメールを送信しましょう。

対策

あらかじめ先方の氏名や連絡先を確認しておきましょう。

もし上司や担当者が不在になることが事前にわかるようであれば、休むまでの間に先方の情報を共有してもらうことがおすすめです。

事前の確認が難しいのであれば、相手のメールの署名を確認することも対処法の一つです。ほとんどのビジネスメールでは苗字まで書かれていることが多いため、確認しやすいといえます。

上司・担当者をCC、BCCに入れていない

CC、BCCにアドレスを入れなかった際のトラブルとしては、上司や担当者の許可を得ないまま商談が進むことが挙げられます。最悪の場合、赤字や倒産のきっかけになるケースもあるため、十分に注意が必要です。

対策

代わりにメールを送る場合は、必ずCCに上司や担当者を追加しましょう。

CCにメールアドレスを入れておけば、上司や担当者が不在の際に起きた業務を瞬時に理解でき、トラブル防止につながります。

ただし、取引先からの電話など、上司や担当者による対応をお願いしたい場合は、口頭や文字ベースでの連絡などで伝えておくとよいでしょう。

誤解を招くようなことを書いてしまう

誤解を招くようなことや古い情報、誤った情報を提供してしまうと、相手に混乱や不信感を与えてしまうことがあります。また言葉の選び方にも注意が必要です。

たとえば、上司や担当者がまだ伝えていない情報を誤って相手に言ってしまったり、自分の知識不足や確認不足で情報を送ったりしてしまうと、トラブルの原因の元になります。上司や担当者の指示を理解せず、勝手に判断して行動してしまわないように注意しましょう。

権限がないのに上司や担当者の名前で署名をすることも要注意です。自分の権限範囲を理解し、判断に迷う場合は必ず確認を取りましょう。

対策

この場合の対応策は、不在であることや、担当者に確認次第折り返すことを明記し、必要以上にやり取りをしないことです。

トラブルになりそうな場合は、何よりも相談が重要です。そして、事前に上司や担当者から指示を受け、メールの内容や返信対応をマニュアル化しておきましょう。

マニュアルに書いておくことで、迷うことなくスムーズに対応できます。ほかにも、メールの内容を当たり障りのない業務的な内容に留めておくことで、余計なことを言わずに済むでしょう。

代理メールであることを明記する

上司や担当者の代理でメールを送っていることがわかる一文を入れましょう。もし代理でのメールとの記載がない場合、以下のようなトラブルに発展する可能性があります。

  • 問題発生時の責任所在が不明確になる
  • 指示の伝達ミスの発生
  • 交渉や契約のトラブル発生
  • 信頼関係の構築が難しくなる
  • 意思決定の遅れ
  • 情報共有の遅延

ほかにも、関係者の混乱が生じ、契約が無効になる可能性もでてきます。不利益などが発生することもあるため、慎重な対応が欠かせません。

対策

あらかじめ何か連絡をする際は「代理であること」を明かすとトラブルを防止できます。また、CCに担当者を入れておくことで相手も判断しやすくなります。

代理であることを明かす際は、「現在担当が不在なため、代理でご連絡いたしました」などの文を、本文の2段目あたりに入れておくと、伝わりやすいためおすすめです。

そして、相手に誤解を与えないようにていねいな言葉遣いを心がけましょう。

なお、忙しい相手は、件名だけでメールの重要度を判断することも多々あります。代理でメールを送る際は、件名の冒頭に【〇〇(代理)より】と加えるか、用件の後に(株式会社△△ □□より代理送信)と自分の名前を書き添えましょう。

相手は一目で「いつもの担当者からのメールではない」と認識でき、その後のコミュニケーションがスムーズになります。

件名の例文
  • 【株式会社△△ 〇〇(担当者名)の代理:□□】Re: お見積もりの件
  • 〇〇(用件)のご連絡(株式会社△△ □□が代理で送信しております)

【未然防止】代わりにメールを送る際のチェックポイント

上司や担当者の代わりにミスなくメールを送る際の対応策はいくつかあります。もしもの時のために事前に確認しておきましょう。

そして、もし実際に送るとなった際は、以下のチェック項目を活用してみてください。

STEP

事前の確認と準備

  • メールの内容をしっかり確認する
  • 返信の必要性について確認する
  • 必要な資料を準備する
  • 誤字脱字をチェックする
STEP

メール作成時の注意点

  • 相手の名前とメールアドレスを正確に記載する
  • 丁寧な言葉遣いを心がける
  • 緊急性の高い内容は自己判断で対応しない
STEP

送信前の最終確認

  • メールの内容と添付資料が正しいか確認する
  • 相手の立場を考慮した内容か確認する
  • 誤字脱字の最終確認をする
  • 送信先が正しいか確認する
STEP

トラブル発生時の対応

  • すぐに上司や担当者に報告する
  • 誠意を持って謝罪する
  • 再発防止策を検討する

これらの対応策を意識することで、代理でメールを送る際に起こりうるミスを未然に防ぎ、スムーズなコミュニケーションを図ることができます。

代理でのメール送付は、社外であれば会社の代表として、社内であっても部署の代表として、誰かの信頼を預かっていることになります。そのため、失礼な言動は絶対に避けなければなりません。

【役職別】代理でメールを送る際の例文

役職や社内外別の例文を紹介します。

上司の代わりにメールを送る場合の例文

ていねいな表現で、代理であることを明確に示す場合

〇〇様

お世話になっております。
株式会社△△の□□と申します。
〇〇(上司)が〇月〇日まで不在のため、代理でご連絡いたしました。

●●(用件)

ご多忙中恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

なお、〇〇(上司)は〇月〇日より出社の予定です。
出社までの期間は□□(自分の名字)が担当いたしますので、こちらのメールまでご連絡いただけましたら幸いです。

お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

———————————————–

株式会社△△ 営業部
□□ □□(あなたの氏名)
〒123-4567
東京都〇〇区〇〇1-2-3
TEL: 03-1234-5678

Email: your.address@example.com

———————————————–

※本メールは、〇〇(上司)が不在のため、
□□が代理で送信いたしました。
担当は〇月〇日に復帰予定です。

返信先を明記する場合

〇〇様

お世話になっております。
株式会社△△の□□です。
〇〇(上司)が出張で不在のため、代理でご連絡いたしました。

●●(用件)についてご返信の際は、部長の〇〇宛にお願いできましたら幸いです。

お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

———————————————–

株式会社△△ 営業部
□□ □□(あなたの氏名)
〒123-4567
東京都〇〇区〇〇1-2-3
TEL: 03-1234-5678

Email: your.address@example.com

———————————————–

※本メールは、〇〇(上司)が不在のため、
□□が代理で送信いたしました。

返信を依頼する場合

〇〇様

お世話になっております。

株式会社△△の□□と申します。

〇〇(上司)が出張で不在のため、代理でご連絡いたしました。

お忙しいところ恐れ入りますが、〇〇についてお返事を頂戴することは可能でしょうか。

ご多忙中恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

敬具

———————————————–

株式会社△△ 営業部
□□ □□(あなたの氏名)
〒123-4567
東京都〇〇区〇〇1-2-3
TEL: 03-1234-5678

Email: your.address@example.com

———————————————–

※本メールは、〇〇(上司)が不在のため、
□□が代理で送信いたしました。

各例文のポイントは、次の通りです。

  • 相手への敬称を正しく使う
  • 代理であることを明示する
  • 返信先を明記する
  • 内容を簡潔にまとめる
  • 誤字脱字に注意する

これらの例文を参考に、状況にあわせて適切な表現を選び、相手に失礼のないメールを作成しましょう。

担当者の代わりにメールを送る場合の例文

次に、担当者の代わりにメールを送る際に活用できるメール例文を紹介します。

担当者がすぐに戻る場合

〇〇様

お世話になっております。

株式会社△△の□□と申します。

この度はお問い合わせいただきありがとうございました。

担当の〇〇が一時的に不在のため、代理でご連絡させていただきました。

●●(用件)

こちらにつきましては、本日中に担当者から改めてご連絡させていただきますので、もう少々お時間を頂戴できましたら幸いです。

お待たせしてしまい申し訳ございません。

引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

———————————————–

株式会社△△ 営業部
□□ □□(あなたの氏名)
〒123-4567
東京都〇〇区〇〇1-2-3
TEL: 03-1234-5678

Email: your.address@example.com

———————————————–

※本メールは、〇〇(担当者)が不在のため、
□□が代理で送信いたしました。

担当者がしばらくの間不在の場合

〇〇様

お世話になっております。

株式会社△△の□□と申します。

担当の〇〇が〇月〇日まで休暇で不在のため、代理でご連絡させていただきました。

以下、お問い合わせいただきました内容について回答させていただきます。

●●(用件)

なお、出社までの期間は私、□□(自分の名字)が担当いたします。本件に関して、その他にご質問などございましたら、お電話またはメールにてご連絡いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

———————————————–

株式会社△△ 営業部
□□ □□(あなたの氏名)
〒123-4567
東京都〇〇区〇〇1-2-3
TEL: 03-1234-5678

Email: your.address@example.com

———————————————–

※本メールは、〇〇(担当者)が不在のため、
□□が代理で送信いたしました。
担当は〇月〇日に復帰予定です。

各例文のポイントは次の通りです。

  • 担当者の不在を明確にすること
  • 担当者の復帰時期を伝えること
  • 代わりに対応できることを伝えること(代わりに対応して良い場合のみ)
  • 連絡先を明記すること
  • 丁寧な言葉遣いを心がけること

担当者の代わりにメールを送る際も、上司の代わりに送る場合と同様に、配慮が大切です。自分がメールを送った後、対応する担当者が困らないよう、ていねいな対応を心がけましょう。

代わりにメールを送る際の署名はどうしたら良い?

代理でメールを送る際の署名は、相手に分かりやすく、失礼のないものが重要です。いくつか例を挙げます。

1. 担当者名を明記する内容

  • 〇〇部の〇〇と申します。△△の代わりにご連絡させていただきました。
  • 〇〇課の〇〇と申します。△△の代わりにご連絡させていただきました。

2. 返信先を明記する内容

  • 同部署に所属している〇〇と申します。ご返信は、△△宛にお願いいたします。
  • 同部署に所属している〇〇と申します。ご不明な点がございましたら、△△にお問い合わせください。

3. 会社名と部署名を含める内容

  • 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇
  • 〇〇株式会社 〇〇課 〇〇

代わりにメールを送る際の署名は、普段どおりで構いません。ただし、その下に代理で送っていることを示すため、以下のように、上司や担当者の名前と役職名を追加しましょう。

追加すべき情報
  • 企業名
  • 部署名
  • 部長や担当者の名前
  • 電話番号(企業のもの)/社用携帯があれば携帯番号
  • 企業名
  • 部署名
  • 名前(ご自分の名前)
  • 電話番号(企業のもの)/社用携帯があれば携帯番号

信頼性を保つため、署名では「社名、名字」のように、会社名と名字のみを記載するのは避けましょう。

代わりにメールを送る際はマナーの理解が重要

社内外問わず、誰かの代わりにメールを送ることはよくあるでしょう。代理を務める際のマナーや内容を理解しておくことで、上司や担当者の負担を軽減し、業務連携がスムーズになります。

上司や担当者がスムーズに業務を進められるよう、代理であることを明確にし、返信内容を正しく理解して、ていねいな言葉遣いで返信しましょう。

返信のタイミングや内容を上司や担当者に報告し、誤字脱字や添付ファイル、返信先アドレスの確認を忘れずに行うことが重要です。

なお、代理で「メールを送る」ことは日常的にあっても、代理で「契約書に署名する」ことは、法的に大きなリスクを伴います。安易な代理署名は、契約の無効や損害賠償問題に発展するケースも少なくありません。担当者不在時でもビジネスを止めず、かつ安全に契約業務を進めるには、厳格な本人認証と権限管理が可能な電子契約サービスが不可欠です。

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この記事を書いた人

GMOサインが運営する公式ブログ「GMOサインブログ」の編集部です。
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