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封筒の切手料金はいくら? 種類別の料金や貼り方、料金の計算方法を解説

業務のデジタル化により、以前に比べ郵便を利用する機会は減少しています。しかし、資料やパンフレットなどのほか、企業によっては請求書や契約書を紙でやり取りするケースもまだまだ少なくありません。

そのため、切手料金、特に封筒の種類別料金や料金の計算方法は把握しておく必要があります。

本記事では、切手料金の基本を振り返りつつ、2024年10月より値上げされた郵便料金を踏まえ、封筒を使った郵送物の料金についてお伝えしますので参考にしてください。

目次

切手料金の基本

切手とは、郵便局が金銭を受け取ったことを証明するために郵便物に貼る証紙で、切手料金とは郵便物を発送する際に必要な費用です。

郵便物は大きく次の4つに分けられ、切手料金はそれぞれの郵送物の種類や大きさ、重量によって変わります。

第一種郵便物

第一種郵便物とは手紙です。手紙を入れる封筒のサイズと重量によって定形郵便物と定形外郵便物があり、それぞれの料金は後述します。

第二種郵便物

第二種郵便物とは、はがきです。通常はがきと往復はがきがあり、それぞれでサイズが決まっていて、そのサイズを超えると第一種郵便物として扱われます。なお、切手料金は、通常はがきが85円、往復はがきが170円です。

第三種郵便物

第三種郵便物とは、一定のサイズ、重量といった条件を満たすことで低廉な料金で送付できる郵送物です。具体的には会報や雑誌などの定期刊行物を対象としています。

切手料金は郵便物の種類と重さにより異なっていて、具体的には次のとおりです。

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 重量 右記以外の
第三種郵便物
 低料第三種郵便物
 月3回以上発行の
新聞紙
 心身障害者団体の発行する定期刊行物
 月3回以上発行の新聞紙 左記以外のもの
 50g63円42円8円15円
 100g71円48円11円20円
 150g79円54円14円25円
 200g87円60円17円30円
 250g95円66円20円35円
 300g103円72円23円40円
 350g111円78円26円45円
 400g119円84円29円50円
 450g127円90円32円55円
 500g135円96円35円60円
 550g143円102円38円65円
 600g151円108円41円70円
 650g159円114円44円75円
 700g167円120円47円80円
 750g175円126円50円85円
 800g183円132円53円90円
 850g191円138円56円95円
 900g199円144円59円100円
 950g207円150円62円105円
 1kg215円156円65円110円
参照:郵便局

第四種郵便物

第四種郵便物とは、通信教育用郵便物、点字郵便物、特定録音物等郵便物、植物種子等郵便物、学術刊行物郵便物です。

サイズについては第三種郵便物と同じで、重量はそれぞれの郵便物により異なります。具体的には次のとおりです。

スクロールできます
種類切手料金
 通信教育用郵便物100g以内15円(※1)
 点字郵便物・特定録音物等郵便物3kg以内無料
 植物種子等郵便物50g以内73円
75g以内110円
100g以内130円
150g以内170円
200g以内210円
300g以内240円
400g以内290円
さらに100gごと(上限1kg以内)+52円
 学術刊行物郵便物100g以内37円(※2)
出典:郵便局

※1 さらに100gごとに+10円、上限1kg(教科用の図書を内容をするものは3kg)以内
※2 さらに100gごとに+26円、上限1kg以内

第一種郵便物(手紙)の種類別料金

第一種郵便物(手紙)の種類別料金について見てみましょう。第一種郵便物は定形と定形外に分けられ、定形外はさらに規格内と規格外の2種類に分けられています。それぞれのサイズ、重量、切手料金は次のとおりです。

定形郵便物

定形郵便物は重量50g以内で、最小サイズが9cm×14cm、最大サイズが12cm×23.5cmで厚さ1cmまでのものです。切手料金は110円です。

以下の封筒が、定形郵便物として使用できるサイズです

  • 長形3号・洋形長3号(120×235)……A4判の三つ折が入る大きさ。
  • 長形4号・洋形長4号(90×205)……B5判の三つ折が入る大きさ。
  • 洋形2号(162×114)……A4判の縦横四つ折が入る大きさ。
  • 洋形3号(148×98)……B5判の縦横四つ折が入る大きさ。
  • 洋形4号(235×105)……A4判三つ折が入る大きさ。

(参考:宮川印刷株式会社

定形外郵便物

定形外郵便物の重量とサイズは次のとおりです。

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 重量 最小サイズ(※1) 最大サイズ
規格内1kg以内1.円筒形もしくは似た形のもので3cm×14cm
2.1以外で9cm×14cm
25cm×34cmで厚さ3cmまで
規格外4kg以内縦60cm以内横+縦+厚さが90cm以内
(※1)特例として、最小サイズよりも小さいものでも6cm×12cm以上で耐久力のある厚紙もしくは布製の宛名札を付ければ郵送が可能です。

定形外郵便物の切手料金は重量により次のように分けられています。

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 重量規格内切手料金規格外切手料金
 50g以内140円260円
 100g以内180円290円
 150g以内270円390円
 250g以内320円450円
 500g以内510円660円
 1kg以内750円920円
 2kg以内取扱なし1,350円
 4kg以内1,750円

定形郵便物・定形外郵便物以外の種類

第一種郵便物には、定形郵便物と定形外郵便物のほか、ミニレター、レターパック、スマートレター、ゆうパック、ゆうメールなどがあります。ここでは、それぞれの概要と切手料金を見てみましょう。

ミニレター

ミニレターとは、大きさがはがき3倍の封筒専用便箋です。厚さは1cm以内、重量は25g以内のものを封入して郵送できます。切手料金は85円です。

レターパック

レターパックとは、A4ファイル(34cm×24.8cm)サイズで重量は4kgまでで、請求書や見積書といった信書を送ることもできるものです。

配達方法により、対面配達をするレターパックプラス、郵便受けへ配達するレターパックライトがあります。

切手料金はプラスが600円、ライトが430円です。ライトは厚さ3cmまでの郵便物を封入できるようになっています。

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ゆうパック

ゆうパックとは、ここまで紹介したサービスでは入りきらない大きな荷物を送る際に利用するサービスで、いわゆる宅配便です。

ゆうパックの料金はサイズと発送先により異なります。サイズは縦と横、厚さ(高さ)三辺の合計で次の7種類です。なお、重量は25kg以下で、それ以上の重量の場合は、重量ゆうパックの利用となります。

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 区別 縦・横・厚さ(高さ)の合計
60サイズ60cm以下
80サイズ80cm以下
100サイズ100cm以下
120サイズ120cm以下
140サイズ140cm以下
160サイズ160cm以下
170サイズ170cm以下
出典:郵便局

以下の表は、東京から近畿(滋賀・奈良・和歌山・京都・大阪・兵庫)へ送る場合の料金です。

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サイズ料金
60サイズ990円
80サイズ1,310円
100サイズ1,620円
120サイズ1,940円
140サイズ2,300円
160サイズ2,610円
170サイズ3,750円
出典:郵便局

ゆうメール

ゆうメールとは、ポスト投函が可能で、冊子や書籍、カタログのほか、CD、DVDなどを郵送するものです。ただし、信書は送れません。

サイズは25cm×34cm以内、厚さ3cm以内で、重量は1kgまでとなっています。料金は次のとおりです。

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重量切手料金
150g以内180円
250g以内215円
500g以内310円
1kg以内360円
出典:郵便局

郵便物の切手料金(オプション代)

郵便物を送る際、速達や書留、配達証明といったオプションサービスが別途利用できます。ここではおもなオプションの切手料金を見てみましょう。

速達

とにかく早く相手に届けたい場合に使うオプションで、たとえば東京から北海道へ郵便物を送る場合、通常だと届くまでの日数は約3日です。

しかし、速達を使って午前中に出せば翌日午前中、午後に出しても翌日の夕方には相手に届けられます。料金は基本料金に加え次の料金が加算されます。

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重量手紙・はがきゆうメール
250g以内300円
1kg以内400円330円
4kg以内690円
出典:郵便局

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配達日・配達時間帯指定

取引先からの指示で土日や祝日に郵便を届けたい、必ず受け取って欲しいので時間どおりに届けて欲しいなどの場合に配達日や時間を指定できるサービスです。料金は基本料金に次の額を追加します。

配達日指定

スクロールできます
指定日切手料金
平日42円
土日祝日270円
出典:郵便局

なお、配達日指定は原則差出日から3日~10日以内限定です。また、ゆうメールの料金は曜日に関わらず52円を基本料金に追加します。

配達時間指定

スクロールできます
重量切手料金
250g以内440円
1kg以内570円
4kg以内920円
出典:郵便局

配達時間指定を利用できるのは手紙もしくは書留で、午前(8~12時)、午後(12~17時)、夜間(17~21時)から選択可能です。

受け渡しは原則、対面で不在の場合のみ郵便受け箱への投函、書留の場合は対面で受け渡したうえで受領印もしくは署名をもらいます。

特定記録

特定記録とは、引き受けを記録し、インターネット上で配達状況を確認できるサービスで、請求書や見積書などが確実に相手に届いているかを確認する際に利用できます。

料金は基本料金に加えて、郵便物(手紙・はがき)は210円、ゆうメールは160円です。また、一定の要件を満たせば1通あたり11円が割引されます。

ただし、速達もしくは配達日指定を利用しない場合、土日祝日の配達はできず、配達途中に事故があっても損害賠償は行っていません。

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書留

書留とは、引き受けから配達までの過程を記録し、万が一、配達途中で事故があった場合は差出人の申し出による損害要償額の範囲内で実損額の賠償をするサービスです。

  • 重要な書類を送りたい
  • 何らかの事情で現金を送りたい

このような場合の利用に適しています。

書留の種類は、一般書留のほか、現金を送付する現金書留、倍書額が5万円以内の簡易書留の3つです。また、どの種類でも土日祝日の配達、再配達時の時間指定、インターネット上での配達状況確認が行えます。

切手料金は基本料金に加え次のとおりです。

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手紙・はがきゆうメール
 現金書留480円(損害要償額1万円まで)
さらに5,000円ごとに+11円(上限50万円)
一般書留480円(損害要償額10万円まで)
さらに5万円ごとに+23円(上限500万円)
420円(損害要償額10万円まで)
さらに5万円ごとに+23円(上限500万円)
 簡易書留350円(損害要償額5万円まで)
出典:郵便局

一般書留を利用した場合、郵便物(手紙・はがき)に限り、追加で引き受け時刻を証明する「引受時刻証明」、配達した事実を証明する「配達証明」、内容文書を証明する「内容証明」があります。

料金は引受時刻証明と配達証明が350円、内容証明は480円(2枚目以降は290円)です。なお、内容証明を利用できるのは手紙のみとなっています。

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切手の種類・貼り方

切手は1円から500円までさまざまな種類が用意されています。おもな切手は次のとおりです。

85円切手

85円切手
出典:切手 | 日本郵便株式会社

通常はがきを送る際に使用する切手です。なお、往復はがきを送る用の170円切手はないため、85円切手を2枚貼る、もしくは140円切手と30円切手を貼って対応します。

110円切手

110円切手
出典:切手 | 日本郵便株式会社

定形郵便物を送る際に使用する切手です。

140円切手

140円切手
出典:切手 | 日本郵便株式会社

規格内で50g以内の定形外郵便を送る際に使用する切手です。

300円切手

300円切手
出典:切手 | 日本郵便株式会社

250gまでのはがき・手紙を速達で送る際に使用する切手です。通常料金分の切手に加え、300円切手を貼ります。

350円切手

350円切手
出典:切手 | 日本郵便株式会社

簡易書留を送る際に使用する切手です。また、一般書留で引受時刻証明や配達証明を使用する際にも使えます。ただし、引受時刻証明や配達証明は基本的に切手ではなく、郵便窓口で支払うのが一般的です。

切手は、縦書きの封筒であれば左上、横書きの封筒であれば右上に貼ります。速達や配達日指定など、切手1枚では足りない場合は複数の切手を貼りますが、できる限り少ない枚数にするのが基本的なマナーです。

切手の料金を正確に計算する方法

切手の料金で悩みどころなのが重量によって額が変わる点です。封筒は規定のサイズでつくられている市販のものを購入すれば、悩む心配はありません。

しかし、重量は入れるものによって変わるため、場合によっては料金足らずになり、相手に支払ってもらうといったことになる場合もあります。

そのため簡易的なものでもよいので封筒の重量を量れる「はかり」を用意しておくのがおすすめです。

そのうえで切手の料金を正確に計算する方法としては、郵便局のWebサイトにある「国内の料金計算」で算出します。最新の料金に対応しているので間違えるリスクもありません。

郵便の種類を選択し、重さやサイズ、オプションを選択するだけで切手料金を自動で算出してくれます。

郵便物の種類と重量のチェックを怠らず適切な切手料金で発送しよう

封筒で郵便物を出す場合、定型郵便、定形外郵便があり、さらに定形外郵便には規格内と規格外があるため、どれに該当するかを把握しないと切手料金もわかりません。

指定日配達や速達などのオプションを付けると切手料金はさらに複雑化するため、郵便局のWebサイト上にある料金表や本記事を印刷しすぐ確認できるようにしておきましょう。

デジタル化が進んでいるとはいえ、ものによってはまだ郵便を利用する機会も少なくありません。切手を貼る際の決まりやマナーも理解した上で、スムーズな郵送を実現してください。

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この記事を書いた人

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