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無料の会計ソフト16選を徹底比較!個人事業主・中小企業向けのおすすめは?

個人事業主や中小企業の場合、無料の会計ソフトを利用することで、日々の面倒な帳簿管理や決算書類の作成を簡潔にすることができます。

しかし、使い勝手やサポート面、必要な機能など気にすることも多く、無料の会計ソフトで十分な効果が得られるのか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

また、いきなり有料の会計ソフトを導入するのは抵抗がある方もいるでしょう。

本記事では、会計業務を効率化できる無料の会計ソフトを、個人事業主向けと中小企業向けに分けてご紹介していきます。さらに、無料会計ソフトでできることや選び方のポイントについても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

本記事に掲載している情報は2025年5月時点のものです。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

目次

無料で使える会計ソフトの選び方と注意点

​​無料の会計ソフトには、さまざまな種類があり、選ぶだけで一苦労に感じる方も多いのではないでしょうか?

まずはじめに、無料の会計ソフトの選び方についてご紹介していきます。

個人事業主と法人は選ぶポイントが異なる

個人事業主と中小企業では、必要となる機能が異なります。

具体的には、個人事業主は確定申告のための機能が中心になりますが、中小企業は法人として必要な書類の作成ができる機能があると便利でしょう。

個人事業主と法人の場合に必要な書類は以下のとおりです。なお、個人事業主の場合は、白色申告であれば確定申告書と収支内訳書のみで確定申告ができます。

個人事業主の場合

  • 確定申告書
  • 収支内訳書(白色申告の場合)
  • 青色申告決算書(青色申告の場合)
  • 青色申告承認申請書(青色申告を初めてする場合)
  • 消費税申告(インボイス発行事業者のみ)

参考:「確定申告書等の様式・手引き等(令和6年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告分)」(国税庁)

法人の場合

  • 勘定科目内訳明細書
  • 領収書綴り
  • 決算報告書
  • 法人事情概況説明書
  • 法人税の申告書
  • 消費税の申告書
  • 地方法人税の申告書
  • 税務代理権限証書 等

参考:「令和6年版 法人税のあらましと申告の手引」(国税庁)

クラウド型かインストール型か

無料会計ソフトには、クラウド型とインストール型の2種類があります。

クラウド型とは、ブラウザやアプリで利用する会計ソフトです。通信環境があれば、端末を問わず利用することができるのが特徴です。データはクラウド上に保存されていきます。

また、クラウド型はクレジットカードや銀行と連携して会計処理に必要な項目を自動入力してくれるものが多いのが特徴です。

インストール型は、別名パッケージ型とも呼ばれており、パソコンなど対象の端末にインストールしてローカル環境で利用する会計ソフトです。

データはローカル環境に保存されるため、ネット環境がなくても使うことができますが、インストールされた端末からでないと使うことができません。

しかし、通信環境を必要としないため、システム障害があっても使えます。また、必要な機能はあとから追加したりできるものもあり、カスタム性の高さも魅力のひとつです。

永続的に無料で使えるか

無料会計ソフトと謳うものには、ずっと無料で使えるものと、あくまで体験版として、期間限定で無料で使える会計ソフトの2種類があります。

トライアル期間のみ無料で使える会計ソフトは、有料版へのお試しであるため、機能が充実している傾向にあります。無料会計ソフトを探している個人事業主や中小企業の方にとっては、魅力的なポイントですが、結局はコストが負担となるため注意が必要です。

トライアル期間終了後にまた別の会計ソフトを使用すると、これまで入力したデータが引き継げずに、会社の経営状況を正確に把握することが難しくなる恐れがありますので注意しましょう。

コストを抑えて長く使うことを考えるなら、完全無料の会計ソフトをはじめから選ぶのがおすすめです。

電子申告に対応しているかどうか

無料の会計ソフトを選ぶ際におさえておきたいのが、電子申告への対応が可能かどうかです。

令和2年に法改正があり、資本金が1億円を超える企業は電子申告が義務化されました。資本金が1億円以下の中小企業は現在のところ義務化されていませんが、今後義務化される可能性があります。

また、e-Tax(電子申告)に対応している会計ソフトは個人事業主の確定申告にも便利です。これまで税務署まで行き、長い列に並んで確定申告をしていた方も、e-Tax(電子申告)なら24時間申請が可能になります。

サポート体制は充実しているか

有料の会計ソフトには、会計ソフトの使い方はもちろんのこと、確定申告や会計処理などのサポートが欲しいと思ったときに気軽に相談できる体制が整っています。

一方で無料の会計ソフトは、サポート体制が弱い傾向にあります。初心者でも使いやすいと謳っている会計ソフトもありますが、実際に使ってみると、疑問や不安を感じることもあるでしょう。

ただし無料会計ソフトにも、サポート体制が受けられると謳っているものもありますので、会計知識に不安がある場合は、サポート体制の有無についても確認しておきましょう。

完全無料で使える会計ソフト8選

ここからは、完全に無料で使える会計ソフトをご紹介していきます。すでに解説した、無料会計ソフトの選び方のポイントをおさえて解説していきますので、参考にしてください。

【個人事業主向け】フリーウェイ経理Lite

フリーウェイ経理Lite
出典:https://freeway-keiri.com/

フリーウェイ経理Liteは、インストール型の個人事業主向けの無料会計ソフトです。会計ソフト業界で30年以上の実績があり、これまでに422,953ユーザーに選ばれています。

日々の仕訳から月次・年次決算書類の作成も無料で可能です。経営分析も自動でグラフにしてくれるため、慣れていない方も一目で経営状況の把握ができるのが魅力。

他社のソフトからの乗り換えもcsvファイルで一括取り込みができるので、乗り換えを検討している方にもおすすめできます。

永年無料で使えますが、対応しているのはWindowsのみなのでMacを使用している場合は要注意です。

【個人事業主向け】やよいの白色申告 オンライン

やよいの白色申告 オンライン
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/lp/shiroiro-ol-03/

やよいの白色申告 オンラインは、クラウド型の個人事業主向けの無料会計ソフト。日々の帳簿付けから確定申告書の提出までが可能です。

銀行やクレジットカード明細と連携し、AIによる自動仕分けが可能であり、レシートや領収書はスマホで撮影するだけで取り込めるため、面倒な入力作業を大幅に減らすことができます。

操作しやすい画面が評判で、確定申告書類も流れに沿って入力していくだけで誰でも作成できるのもポイント。

また、有料プランも用意されているので、必要になったタイミングで切り替えることができるのも注目です。有料プランは1年目無料、その後12,610円(税込)で利用でき、電話やメール、チャットでのサポートが受けられます。

【非営利組織向け】ちまたの会計

ちまたの会計
出典:https://www.timakai.com/

ちまたの会計は、業界初、サークルや町内会での会計向けに作られた無料の会計ソフトです。クラウド型で、Windows、Mac、スマートフォン、タブレットでも使えるのはうれしいポイント。

会計や簿記の知識がなくても、家計簿感覚で使える高い操作性が評判です。また、現金・預金出納帳はもちろん、収支計算書や収支予算書の作成など、町内会などの会計に必要な機能が揃っています。

現在はEXCELを使って会計報告をしている方も、ちまたの会計ソフトを導入することで複雑な作業は一切必要なくなるでしょう。

とにかくシンプルなデザインなので、初心者でも使いこなせる無料会計ソフトです。

【個人事業主・中小企業向け】GnuCash

GnuCash
出典:https://www.gnucash.org/

GnuCashは、誰でも自由に利用や改変、再配布ができるオープンソース型の無料会計ソフト。株式や債券、クレジットカード、小切手、売掛・買掛などを扱える多機能な会計ソフトです。

また、複式簿記記帳にも対応しており、青色申告に必要な書類の作成もできます。これまでに入力した帳票をグラフ化して財務状況を把握することも可能で、経営に活かすこともできるでしょう。

無料でありながら国際化された日付書式と通貨を扱えるのもポイントです。

一般家庭の家計簿から、海外と取引をする中小企業の会計にまで、幅広く活躍する会計ソフトといえるでしょう。ダウンロードや設定が分かりにくいですが、コミュニティが充実していて随時サポートを受けられるので安心です。

【中小企業向け】JDL IBEX出納帳Major

JDL IBEX出納帳Major
出典:https://www.jdlibex.net/ab-major/

JDL IBEX出納帳Majorは、中小企業向けの機能が詰まったインストール型の無料会計ソフト。日々の記帳をはじめ、試算表や決算表の作成、グラフ作成などを備えたフルスペックが魅力です。

シンプルな入力画面は慣れていない方でも使いやすいうえ、アシスト機能も充実しているので迷うことなく入力可能。レシートは撮影することで取り込めるため楽ですが、クレジットカードや銀行の明細はcsvで取り込む必要があり、連携機能のある会計ソフトと比較してやや手間がかかります。

しかし顧問会計事務所と簡単にデータのやり取りを行うことができ、テレビ電話によるサポートが受けられるのは嬉しいポイントです。

【中小企業向け】円簿会計

円簿会計
出典:https://www.yenbo.jp/service-info/kaikei.html

円簿会計はひとつのIDで複数の会計データを管理することができるクラウド型の無料会計ソフト。

従業員ごとに権限付与をすることができるので、複数名の経理を雇っている場合におすすめです。

中小企業向けの会計ソフトに必須の決算書類の作成はもちろんのこと、税制改正にも自動対応します。操作性の高さが魅力で、経理の知識がない方でも簡単に操作可能なのはポイント。

また、無料の会計ソフトの中には、データ保存期間や月の仕分け件数に上限が設けられているものもありますが、円簿会計にはそのような縛りが一切ありません。

さらに、データは暗号化されたうえで2重で保管されるため、万が一の際にも安心です。

【個人事業主向け】aoiro会計アプリ

aoiro会計アプリ

aoiro会計アプリは個人事業主向けの青色申告が簡単にできると謳うクラウド型の無料会計ソフト。

最大の特徴は、青色申告をするのに必要のない経営分析や部門管理などの機能が一切ない点です。

青色申告に必要な書類は、仕訳帳、総勘定元帳、損益計算書、貸借対照表の4つであり、aoiro会計アプリに日々記帳していくだけでこれらの書類が作れる仕組みになっています。

簿記や会計の知識は必要なく、税理士に相談せずに1人で青色申告をすることができるのが魅力。

個人事業主の方や副業をしている方で、青色申告で節税を試みたいという方には、ぜひおすすめです。

【中小企業向け】Main財務管理

Main財務管理
出典:https://www.zero-soft.jp/soft/finance/

Main財務管理は、エムビーエヌ株式会社が提供するインストール型の無料会計ソフト。

無料でありながら豊富な機能が特徴で、仕分け処理や会計帳簿、分析帳票の作成、決算書類の作成など、必要な機能は全て盛り込まれています。

また、消費増税にも対応しており、アップデートは自動でしてくれるので手間もかかりません。

会計ソフトのほかに給与ソフト、販売管理ソフト、グループウェアを含む4ソフトも合わせて無料で利用でき、基幹業務をまとめてひとつの企業で完結させられるので、使い勝手がいいのが魅力です。

さらに、提携している会計事務所や税理費事務所の紹介を依頼できるのもポイント。

また、弥生会計や勘定奉行クラウドを利用している方にも使いやすい操作性であり、乗り換えを検討している方にもおすすめです。

無料から使える会計ソフト8選

いきなり有料の会計ソフトを導入するのは抵抗があるという個人事業主の方や中小企業経営者の方のために、ここからは、トライアル無料期間が設定されている会計ソフトをご紹介していきます。

【個人事業主・中小企業向け】freee会計

freee会計
出典:https://www.freee.co.jp/

freee会計は、個人事業主中小企業などに向けたクラウド型の無料会計ソフト。

確定申告と経理を楽にする個人向けの会計ソフトから、請求・支払、会計帳簿や決算書類の作成、経営管理までを一気通貫して可能にする法人向け会計ソフトまで提供しています。

1,000以上のサービスと連携可能で、クレジットカードや銀行明細の記帳や仕訳を自動で実施。また、これまで同じ数字を何度も転記していたという方も、freee会計なら1回の入力で請求書の発行から仕訳の作成が可能です。

直感的に使いやすいデザインで、慣れていない方も使いやすいほか、freee認定アドバイザーが正確かつ効率的な経理業務をサポートしてくれるのも注目。

法改正への自動対応やレポート作成など、便利な機能も豊富に揃った頼れる会計ソフトです。

30日間無料で使える期間がありその後、年間11,760円(税込)から利用可能です。

【中小企業向け】マネーフォワードクラウド会計

マネーフォワードクラウド会計
出典:https://biz.moneyforward.com/accounting/

マネーフォワードクラウド会計は、日々の会計業務を半分に軽減できる効率化に強みのあるクラウド型の会計ソフト。

銀行口座やクレジットカード明細との連携により、面倒な入力作業が不要になるほか、レシートや領収書も写真で取り込みが可能。取り込まれたデータは自動で集計され、決算書の作成に利用することができます。

また、POSレジの売上も自動反映されるため、売上レポートの確認も容易です。さらに、全国40,000名の士業事務所の方々がパートナープログラムに登録しており、オンライン上で税理士と財務状況の共有が可能。

事業規模によって3つのプランが用意されており、はじめの1カ月は無料、その後月額3,278円(税込)から利用することができます。

【個人事業主・中小企業向け】会計王

会計王
出典:https://www.sorimachi.co.jp/products_gyou/acc/

会計王は、28年間ものロングセラーを誇るインストール型の会計ソフト。必要な機能はカスタマイズできるのが特徴で、必要な機能を過不足なく使えます。

また、MoneyLinkへ金融機関を登録すればクレジットカードや銀行の明細が自動反映されるので、入力の手間がかかりません。

さらに、マイナンバーや法改正、インボイス制度にも対応。青色申告・白色申告のどちらの書類も簡単に作成可能なので、個人事業主の方も利用できます。また、監査機能や税理士との対話機能、会員専用のサポートセンターなどの充実したサポートも魅力。

他社からの乗り換えの際のデータの引き継ぎも可能でなので、乗り換えを検討している方にもおすすめです。30日間の無料利用期間後は、44,000円(税込希望小売価格)で利用できます。

【中小企業向け】さくら会計

さくら会計
出典:https://www.sakuraaccounting.com/

さくら会計は、海外でのビジネスを行っている中小企業向けのインストール型会計ソフト。

日本版と国際版の2種類が提供されており、国際版ではほかの会計ソフトではあまり見られない、外国語や海外通貨、国によって異なる書式に対応しているのが特徴です。

複数の帳簿作成が可能で、決算書類の作成、外国の会計基準の調整などを海外支店ごとに作成して、帳簿を合算することができます。

海外の税制への対応もしており、海外の現地社員による操作も安心なのはポイント。また、予算管理や経営分析などの必要な機能の追加してカスタマイズすることもできます。

1カ月間の無料期間があり、その後日本版は月額4,400円、国際版は8,800円で利用できます。

【中小企業向け】勘定奉行クラウド

勘定奉行クラウド
出典:https://www.obc.co.jp/bugyo-cloud/kanjo

勘定奉行クラウドは、これまでに累計80万ダウンロードを記録するクラウド型の会計ソフト。

電子帳簿保存法やインボイス制度への対応はもちろん、金融機関との連携により、記帳業務の効率化はもちろん、社内のあらゆる取引データを、自社の経理ルールに従ってAIが自動で仕訳を行ってくれるのが魅力です。業務時間の改善や人為的なミスを削減することができるでしょう。

また、支払業務や適格請求書の発行・送付までペーパーレスで行えるのもポイント。業務に精通した専任のオペレーターによる操作方法や設定のサポート体制も充実しており、安心感も高いのが特徴です。

30日の無料体験が可能で、その後月額7,750円(税込)で利用できます。

【中小企業向け】ジョブカンDesktop 会計

ジョブカンDesktop 会計
出典:https://www.jobcan.biz/products/acc/

ジョブカンDesktop 会計は、クラウド型とインストール型の2つから選べる、会計ソフト。中小企業向けに、法人の決算書類の作成が可能です。

また、電子帳簿保存法やインボイス制度など、法令改正にも対応。金融機関やレシート撮影による記帳の自動化には対応していないものの、年間16,500円(税込)で利用できる手軽さは魅力です。

仕訳の手間を軽減するため、よく使う取引内容や摘要をあらかじめ登録しておくことが可能。必要なときに検索すれば、すぐに仕訳を見つけられるため、慣れていない方でも使い勝手がいいのが特徴です。

料金は無料で30日間のお試し可能で、その後はインストール型が年間30,800円(税込)、クラウド型が年間16,500円(税込)と、ほかの会計ソフトと比較してもお手頃ですが、Windowsでしか使えない点は注意が必要です。

【個人事業主向け】やよいの青色申告オンライン

やよいの青色申告オンライン
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/

やよいの青色申告オンラインは、青色申告を行う個人事業主向けのクラウド型会計ソフト。

複雑な複式簿記帳簿も、取引の日付や金額を入力していくだけで作成でき、簿記の知識がない方でも簡単に青色申告を行うことができます

また、銀行やクレジットカード、電子マネー、請求書などのサービスと連携させれば経理の自動化が可能。

また、財務状況を一目で判断できるグラフの作成も自動です。取引先別、科目別など入力したデータを自動でレポートにすることができるので、経営の決断にも役に立つでしょう。

サポート面については、顧問税理士とリアルタイムで会計データを共有でき、いつでも適切なアドバイスを受けられるのも魅力です。料金は1年間無料で、その後年間11,330円(税込)から利用できます。

【個人事業主向け】マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワード確定申告
出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/

マネーフォワード クラウド確定申告は、個人事業主向けのクラウド型会計ソフト。2,300以上のサービスと連携することで、記帳の手間なく白色申告と青色申告に必要な確定申告書類を自動で作成できるのが魅力。

銀行口座やクレジットカードと提携して売上も経費も全て自動で記帳、仕訳ができます。

e-Tax(電子申告)にも対応しており、自動で作成した確定申告書類をそのままオンライン上で提出することで、確定申告の手間を大幅に削減することが可能です。

また、紙媒体のレシートや領収書は写真に撮るだけで自動で取り込める使い勝手の良さは魅力。

そのほか、インボイス対応や決算書類の作成、レポート出力など、確定申告に必要な機能以外にも豊富な機能が揃っています。

1カ月の無料期間の後、継続する場合には年間11,880円(税込)から利用可能です。

無料で使える会計ソフトでできること

無料の会計ソフトで十分な会計業務ができるか不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

期待する機能によっては、無料の会計ソフトで十分な役割を果たすことができます。ここからは、無料の会計ソフトで何ができるのか解説していきます。

日々の仕訳などの帳簿付け

無料で使える会計ソフトには、日々の仕訳などの帳簿機能が付帯しています。また、会計ソフトによっては、銀行明細やレシート、領収書をスマホと撮影するだけで自動で仕訳をしてくれるものやcsvデータで一括取り込みできるもあります。

日々の仕訳業務が楽になることにくわえ、簿記の知識が必要ないのもポイントです。

各種申告書類の作成と出力

確定申告をはじめ、各種申告書類の作成は会計ソフトに必須の機能。

無料の会計ソフトでも、もちろん確定申告書類の作成ができます。そのほか、請求書作成ソフトと連携して、作成した請求書や見積書のデータを自動入力することも可能です。

請求書や見積書の会計処理が1度で済むため、入力ミスの低減にも繋がります。

決算書や請求書の作成と出力

無料の会計ソフトでは、それまでに入力したデータをもとに決算書の作成が可能です。

また、経営状況を感覚的に把握できるよう、グラフ化してくれる会計ソフトもあります。

日々の入力も簡単なうえ、手間のかかる決算書の作成もできるため、多忙な個人事業主や中小企業経営者にとっては嬉しいポイントです。

無料の会計ソフトを導入するメリット

ここからは、無料の会計ソフトを導入することによるメリットを解説していきます。

コストをかけずに会計業務の効率化が可能

確定申告や決算書類の作成には、専門的な知識を要します。また、日々の取引を帳簿に記帳していく作業も同様に、簿記の知識が必要です。

その点、会計ソフトは流れに沿って入力していくだけで確定申告や決算に必要な書類の作成ができるのがメリット。

特別な知識がなくてもできるため、経理担当者を雇う必要もなく、忙しい方でも会計処理の負担を大幅に削減することができます。

税制改正への自動対応が可能

無料の会計ソフトのメリット2つ目は、税制改正などの法改正への対応がしやすい点です。

個人事業主や中小企業経営者の場合、日々の仕事にくわえ、税務的な情報を追いかけることは難しい場合も多くあるでしょう。

無料の会計ソフトなら、税制改正に合わせて自動で処理してくれるため、常に最新の税務知識が無くてもいいのは安心感があります。

会計ソフト導入の実例や口コミ3選

ここからは、会計ソフトを実際に導入した事例についてご紹介していきます。ご自身の感じている課題と照らし合わせて参考にしてください。

導入事例:①各種サービスとの提携で作業時間が10分の1に

まずはじめにご紹介するのが、会計ソフトとほかのサービスとの提携により、日々の会計業務が大幅に削減した事例です。

Aさんは、フリーランスとしてハンドメイド作品の販売やブログ運営を手がけていましたが、はじめての確定申告にはわからないことも多くありました。

そこで、会計ソフトを利用したところ、銀行口座やクレジットカードとの連携により、日々の記帳業務にかかる時間がこれまでの10分の1に改善

また、チャット対応の充実によって、はじめての確定申告もスムーズに行うことができました。

出典:マネーフォワード クラウド | 初めての確定申告も、マネーフォワード クラウドの手厚いサポートで安心

確定申告に不安を感じている方にとっては、サポートが充実しているものや、他社サービスとの連携でスムーズに申告書類の作成ができるものを選ぶとよさそうです。

導入事例:②ハードルが高いと感じていた青色申告もスムーズに

次にご紹介するのは、白色申告から税制優遇メリットのある青色申告へ切り替えがうまくいった事例です。

Bさんは、簿記の知識のない普通のフリーランス。複式簿記記帳に対する抵抗から白色申告で済ませていましたが、青色申告へ切り替えを決意。

結果は、それまで敬遠していた青色申告も会計ソフトを使えば、白色申告と同様に簡単にできました

出典:弥生 | 白色申告から青色申告へ——「青色のメリットはやっぱり大きかった」

忙しいフリーランスにとっては、会計に割く時間が少なくなりがちですが、青色申告でも受けられる税制優遇は魅力です。これから青色申告に切り替えようと検討している方も、会計ソフトの導入で手間なく簡単に青色申告ができるでしょう。

導入事例:③会計ソフトの導入でスピーディな経営判断まで可能に

最後に、会計ソフトを使用してリアルタイムで経営判断ができるようになった事例をみていきましょう。

農業経営をしている中小企業の社長であるCさんは、従来型の手入力が必要な会計ソフトから、自動化が可能なクラウド型の会計ソフトへ移行したことをきっかけに、リアルタイムでの経営状況の把握とスピーディな経営判断が可能になったといいます。

また、会計ソフトをとおして税理士とやり取りをすることで、今では会計のほとんどを外注化し、その分増えた時間で本来やるべき経営に力を入れられるようになりました。

会計の手間も減り、人材が不足している農業においては貴重な人材を有効に活用できるようなる点において、会計ソフトはとても有効です。

出典:マネーフォワード クラウド | クラウド会計は衝撃だった。農業経営に集中できる環境に

無料の会計ソフトの導入で確定申告から経営改善までできる!

無料の会計ソフトには、確定申告に特化した個人事業主やフリーランス向けのものから、企業の経営判断が可能なものまで幅広く存在しています。

また、会計ソフトの使いやすさや機能だけでなく、税理士との連携や操作についてのサポートの有無など、そのサービスは様々。

無料の会計ソフトとはいえ、その機能性は非常に高く、外部サービスとの連携によって、記帳や仕訳を自動化できる場合が多いのは魅力です。

今回は、個人事業主や中小企業の方向けにおすすめな会計ソフトをご紹介してきました。会計ソフトを選ぶ際は、機能や費用のみならず、サポート体制なども確認しておくといいでしょう。

日々の会計に課題を感じている方は、まずは無料の会計ソフトの利用からはじめてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

GMOサインが運営する公式ブログ「GMOサインブログ」の編集部です。
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