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CMSおすすめ13選を種類別に比較!WordPress以外のメリットは?

CMSはコンテンツマネジメントシステムの略称で、主にWebサイトやブログを構築する際に使用するコンテンツ管理システムです。

通常、Webサイトの管理は更新があるたびにHTMLを書き出す必要があります。そのため、多くの手間やコストがかかる上、見栄えがよく機能的なWebサイトを構築するにはデザインセンスやプログラムの知識も欠かせません。

しかし、CMSを活用すれば、あらかじめデザインテンプレートが用意されているため、プログラムの知識がなくても一定のWebサイトの構築と更新が可能です。そこで今回はWebサイトの効率的な構築、運用に欠かせないCMSの種類や選択のポイントなどについてお伝えします。

また、2024年9月から発生しているWordPress騒動にも触れますので、WordPressの導入を検討されている方もぜひ、参考にしてください。

本記事に掲載している情報は2025年5月時点のものです。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

目次

CMS(コンテンツマネジメントシステム)の種類

CMSといってもその種類は多様です。ここでは主なCMSの種類を解説します。

オープンソース型

オープンソース型とは、ソースコードを無償もしくは低価格でインターネット上に公開し、誰でも自由に利用・改変・再配布をできるようにするものです。

CMSのなかでもっとも普及しているのがオープンソース型で、代表的なものとしては、WordPressDrupalJoomla!などが挙げられます。商用利用も可能なものが多く、個人、法人問わずさまざまなユーザーが利用するCMSです。

ソースコードを自由に改変できるため、高いカスタマイズ性があり、欲しい機能の追加も行えます。その結果、コミュニティが活発なCMSは次々と新たな機能やテンプレートが追加され、多機能かつデザイン性の高いWebサイトの構築が可能です。

セキュリティが高いわけではない点、ベンダーからのサポートがなく、自己責任での運用が必要になる点などのデメリットもあります。

パッケージ型

パッケージ型とは、主に法人が利用するタイプのCMSで、あらかじめWebサイト構築に必要な機能をパッケージングしたものです。

基本的に販売会社からライセンスを購入して利用する形で、中規模から大規模の法人WebサイトやECサイトなどに利用されます。代表的なものとして挙げられるのは、Movable TypePowerCMSEC-CUBEなどです。

パッケージ型のメリットは、販売会社にもよるものの、オープンソース型に比べてサポート体制が充実している点、セキュリティ対策をしっかりと行ってくれる点です。自社の目的に応じて必要な機能が搭載されているCMSを選択すれば、効率的な構築、運用が可能になります。

多様な機能やテンプレートがあるとは限らない点、購入時のライセンスコストの他、月額利用料がかかることもある点は注意しなくてはなりません。

クラウド型

クラウド型とは、インターネット上からベンダーが用意したCMSにアクセスして利用するタイプです。

無料のタイプもあるため、個人で利用する方が多いものの、法人でも利用できるタイプもあります。代表的なものとして挙げられるのは、WixShareWithShopifyなどです。

クラウド型のメリットには、自分でサーバーを用意する必要がない点、インターネット環境があればいつでもどこからでも管理ができる点が挙げられます。

他のタイプに比べ機能やテンプレートの種類は少ないため、自由度は高くありません。基本的には簡易的なWebサイトやブログを構築・運用したい方向けのCMSです。

ヘッドレス型

ヘッドレス型とは、コンテンツの作成・管理を行うバックエンドのみのCMSです。

通常はバックエンドだけではなく、コンテンツが表示されるフロントエンドとあわせて1つのCMSとなっています。これに対し、バックエンドとフロントエンドが分離していて、バックエンドのみを管理するのがヘッドレス型です。

ヘッドレス型では、フロントエンドを外部で作成し、ヘッドレス型のAPIを利用することで外部のフロントエンドにコンテンツを表示させます。代表的なものとして挙げられるのはmicroCMSKurocoNewtなどです。

ヘッドレス型のメリットは、フロントエンドとバックエンドが分離しているため、どちらかだけを改修しても、もう一方に影響がない点が挙げられます。

また、フロントエンドは外部になるため、Webサイト以外にアプリやデジタルサイネージなど、マルチプラットフォームにも対応できるのは大きなメリットです。

フロントエンド開発やAPI知識を持った担当者が必要な点には注意しなくてはなりません。

CMSを選ぶ際のポイント

個人法人を問わず、多様なCMSがあるなかからもっとも適したCMSを選択するのはかんたんではありません。ここではCMSを選択する際の主なポイントを解説します。

Webサイトを構築・運用する目的を明確にする

CMSを使ってWebサイトを構築する際、1,000ページ以上もあるような大規模なサイトの場合もあれば、告知のみをするだけの簡易的なサイトの場合もあります。

大規模Webサイトであれば、それなりの機能や安定したアクセスの実現を可能にするCMSが必要です。しかし、簡易的なものであれば、大きなコストがかからないCMSでも問題ありません。

CMS導入を検討する際は、まずどのようなWebサイトを構築するのかといった目的の明確化が求められます。

セキュリティ対策やサポート体制を確認する

たとえば、ECサイトを運用する場合は、顧客情報の管理が欠かせません。また、企業サイトでも資料請求やホワイトペーパーのダウンロードで企業情報を収集する際は、企業情報の漏洩リスクが発生します。

万が一、情報が流出すれば、顧客や取引先に大きな損失が発生するだけでなく、自社の信頼も失ってしまいます。そのため、セキュリティ対策が施されているかは必ず確認が必要です。

また、サポート体制の確認も欠かせません。トラブル発生時に連絡が取れない、問い合わせをしてもすぐに返信がこないのでは、安定したWebサイト運用は困難です。

メールだけではなく電話での問い合わせができる、オンラインコミュニティが充実していて、情報交換が容易にできるなど、トラブル時の対応も確認しておきましょう

Webサイトの構築・運用が容易に行えるかを確認する

CMSは比較的Webサイトの構築・運用が容易に行えます。ただし誰もが容易に行うには、操作がかんたんで更新も楽にできるかどうかの確認が重要です。

特に企業のWebサイトでは緊急で情報発信をするケースも多いため、担当者がいないと誰も操作できないのではCMSを利用する意味がありません。

誰が使ってもすぐに操作方法を覚えられる、ネット上で容易に情報を検索できるかどうかもCMS選択の際に重視するようにしましょう。

既存システムとの連携が可能かどうかを確認する

企業Webサイトを運用する際には、自社の既存システムとの連携可否の確認も必要です。

たとえば、BtoB企業において、Webサイト上で資料請求をした企業の情報を管理するため、既存のMA(マーケティングオートメーション)ツールに情報を取り込めるかどうかの確認は欠かせません。

また、ECサイトでは、配送先情報を伝票印字システムと連携できないと余計な手間が生じることになります。

できるだけ効率的な業務を実現させるには、導入したいCMSが既存システムと連携できるかもしっかりと確認しましょう。

拡張性があるかどうかを確認する

企業規模の拡大により、Webサイトへのアクセス急増に対応するには、拡張性があるかどうかが重要なポイントです。アクセスが増えると表示速度が遅くなる状況では、ビジネスの機会損失につながりかねません。

また、自社商品の知名度向上を目指しECを追加したい、BtoCサイトで顧客がコミュニケ―ションを図れる場をつくりたいとなれば、機能追加が必要です。

そうした際に拡張性のないCMSだと、別のCMSへの乗り換えが必要となるため、手間やコストの増大リスクが高まります。短期的な視点だけではなく、長期的な視点でWeb運用計画を立案し、その上で拡張性の高いCMSを選択することも検討するべきでしょう。

種類別おすすめのCMS

多様なCMSのなかでもおすすめのCMSを種類別に紹介します。

オープンソース型のおすすめCMS

オープンソース型CMSのおすすめは次のとおりです。なお、オープンソース型は、利用自体は無料ですが、サーバー代は自身で持つ必要があります。また、テンプレートやプラグインによっては有料のものもある点には注意が必要です。

WordPress

主にインターネット関連の調査を行う第三者機関であるW3Techsによると、2025年5月19日時点でWordPressは全世界のWebサイトの43.4%で採用されています。CMSとしては2位のShopifyが4.8%ですから、ほぼ一強といえます。

テンプレートやプラグインの数も他のCMSに比べ圧倒的に多く、個人のWebサイトから企業Webサイト、ECサイト、コミュニティサイトなど多様な使い方が可能です。

また、海外制ではあるものの、日本での利用者も多いことから、日本語のコミュニティも少なくありません。不明な点やトラブル発生時でも日本語で情報検索できるのは大きなメリットでしょう。

Drupal

Drupalが登場したのは2000年で、2003年に登場したWordPressよりも歴史が古いCMSです。普及率はWordPressに及ばないものの、国内外の大手企業や教育機関などで利用されています。

Drupalの特徴は、カスタマイズやユーザー権限の自由度が高い点です。その分、専門的な知識も必要になるものの、海外製のモジュール(プラグイン)でも多言語機能が標準搭載されているため、日本の方も利用しやすくなっています。

また、セキュリティの面では、他のオープンソース型CMSに比べてセキュリティレベルが高いのも大きな特徴です。政府機関や教育機関などでも利用されていることからも、レベルの高さがうかがい知れます。

Joomla!

2005年に登場したJoomla!は、他のオープンソース型CMSに比べ、カスタマイズが容易な点で人気の高いCMSです。

たとえば、WordPressでカスタマイズを行う場合、PHPの知識が求められるケースも少なくありません。しかし、Joomla!はよりかんたんにカスタマイズができるため、専門知識がない方であっても、カスタマイズやデザイン設定が可能です。

また、Joomla!はさまざまな機能を有しているため、小中規模よりも大規模Webサイトの構築・運用に向いています。ただ、利用者数は多くないため、日本語での情報が少ない点は注意が必要です。

Concrete5

Concrete5は元々有償でしたが、その後オープンソース化され、現在では無料で配布されているCMSです。

ブロックと呼ばれるパーツをドラッグ&ドロップするだけで直感的にWebサイトを構築できるのが大きな特徴で、専門知識がない方でも利用できます。

また、標準で他言語に対応しているため、国内外向けのECサイトや情報発信をするWebサイトを構築・運用したい方にも適したCMSです。

パッケージ型のおすすめCMS

パッケージ型のCMSのなかでのおすすめは次のとおりです。

Movable Type

2003年にサービスを開始したMovable Typeは、ブログ感覚でWebサイトの構築が可能なパッケージ型CMSです。

サーバーを用意する必要のないクラウド版、買い切り型でサーバーにインストールするソフトウェア版などがあります。

また、大企業向けとして、社内システムとの連携で大規模Webサイトを構築できるエンタープライズ版もあり、さまざまな用途への対応が可能です。

PowerCMS

PowerCMSは、国内製で主に大規模な企業Webサイトを構築・運用するのに適したCMSです。

商用、会員制Webサイトなどの構築の他、商用データベースをサポートしたマルチサーバーライセンスなど4つの製品が用意されています。

EC-CUBE

EC-CUBEは、企業のECサイト構築・運用に特化したCMSです。BtoCにもBtoBにも対応した国内製のCMSで、基本的には無料でダウンロードして利用できます。

ECサイトならではの堅牢なセキュリティはもちろん、エンタープライズ版であれば、サポートや監視システムなど運用面でも安心できる設計です。

クラウド型のおすすめCMS

クラウド型のCMSのおすすめは次のとおりです。

Wix

Wixとは、900種類以上の無料HTMLテンプレートを使い、ブラウザ上での自由なWedサイトの構築が可能なクラウド型CMSです。

無料ながら、Webサイトの高速表示やセキュリティ、アクセシビリティ支援機能などもありつつ、さらに大規模Webサイト構築にも対応する有償タイプも用意されています。

ShareWith

ShareWithとは、企業Webサイトの構築・運用に特化したクラウド型CMSです。数十あるグループ会社や事業部ごとにあるWebサイトを統合しての一括管理も可能なため、大幅なWeb運用の効率化を果たします。

タイプはIRや採用サイト向けの「コンパクト」企業Webサイトや製品・サービスサイト向けの「スタンダード」大手企業や金融機関向けの「レジリエンス」の3つです。

Shopify

Shopifyはパッケージ型のEC-CUBE同様、ECサイトの構築・運用に特化したCMSです。前述したW3Techsの調査では、WordPressに続きCMSとして2番目に普及(4.8%)しており、特にアメリカではECサイト全体の約10%を占めています。

人気の理由として挙げられるのは、低コストで導入できること、デザイン性に優れていること、外部連携カスタマイズがしやすいことなどです。Webサイト構築に専門的な知識が求められるものの、日本でも利用者が増えています。

ヘッドレス型のおすすめCMS

ヘッドレス型のCMSのおすすめは次のとおりです。

microCMS

国内製ヘッドレス型CMSのmicroCMSは、APIベースのSaaS型サービスで、インターネット環境があればどこからでもWebサイトの構築・運用が可能です。2024年11月現在9,000社以上が利用していることからも、高い人気がうかがえます。

管理には専門的な知識が求められるものの、公式コミュニティやXによる最新情報の発信もあるため、多様なWebサイトの構築・運用が可能です。

Kuroco

Kurocoは、金融機関や商社、教育機関など6,000社以上に導入実績のある国内製ヘッドレス型CMSです。元々、パッケージ型CMSとして高い人気のあったRCMSが進化し、現在のヘッドレス型CMS、Kurocoに生まれ変わりました。

ヘッドレス型CMSのメリットを生かし、すでに使用しているサービスと連携させたい方や、多様なデバイスでコンテンツを利用させたい方に適したCMSです。

Newt

Newtとは、企業Webサイトはもちろん、小規模な個人Webサイトの構築・運用も可能にする国内製ヘッドレス型CMSです。

コンテンツの投稿がWordPressと似ていることもあり、WordPressからの移行でNewtを選択する方も少なくありません。また、Webサイトのほか、アプリや音声デバイスへの配信も可能なため、多様な用途に対応したい方向けのCMSです。

2024年9月から発生しているWordPressの騒動について

世界で最も普及しているCMSであるWordPressも盤石ではなく、さまざまな問題を抱えています。特に2024年9月から発生している問題、いわゆる「WordPress騒動」により、場合によっては今後のWordPressに大きな影響があるかもしれません。

WordPress騒動とは、WordPress専用のホスティングサービスを提供している企業であるWP Engineと、AutomatticのCEOかつWordPressの共同創業者の対立です。

発端はAutomatticが、WordPressの人気プラグインである「Advanced Custom Fields (ACF)」を「Secure Custom Fields (SCF)」としてフォーク(※)したことにあります。

Automatticのマット・マレンウェグ氏はACFにセキュリティ上の問題があるため、SCFとしてフォークすると発表しました。しかし、WP Engineの了承を得ていなかったため、ACFの開発チームが反発し、騒動につながっています。

この状態が続くと、他の開発者がWordPressプラットフォームから離れてしまい、新たなプラグインの開発や既存プラグインのアップデートがされないリスクがあります。

また、WP EngineとAutomatticの対立でプラグインの互換性が崩れれば、WordPress自体の継続も困難です。そのため、早期の解決が求められています。

※フォークとは、既存のプラグインをコピーして作成し、新たに開発しなおすことです。

WordPress以外のCMSを利用するメリット

WordPress騒動もあり、場合によってはWordPressを利用できなくなる可能性も十分に考えられます。

また、現在、ほとんどのユーザーが利用するWordPressですが、目的によってはその他のCMSを使った方が多くのメリットを得られるケースも少なくありません。ここでは、WordPress以外のCMSを利用する主なメリットを解説します。

セキュリティリスクを低減できる

WordPressは世界中で多くのユーザーが利用するCMSです。しかし、利用者が多いということは、サイバー攻撃で狙われやすいともいえます。

攻撃者側の視点で見れば普及率の低いCMSを狙うよりも、普及率の高いCMSを狙った方が効率的に大きな損害を与えられるためです。

WordPressはオープンソース型のため、脆弱な部分が見つけやすいのもセキュリティリスクが高まる理由の一つです。また、サポートも基本的にはなく、オンラインコミュニティやプラグイン製作者に頼る必要があり、一旦、攻撃されるとすぐには防げない可能性もあります。

WordPress以外のCMSを選択すれば、上述したようなセキュリティリスクの低減が可能です。特にパッケージ型で販売会社が厳格なセキュリティ対策を行っていれば、WordPressに比べ、大幅にセキュリティリスクの低減が実現するでしょう。

専門知識を持った従業員がいなくても運用できる

WordPressを使ってWebサイトを構築する場合、サーバーやドメインの設定は自分で行う必要があります。

サーバーによってはWordPressをかんたんにインストールし、サーバー設定まで行えるものもありますが、何かしらトラブルがあれば自分たちで解決しなければなりません。

そのため、WordPressを安定して利用するには、サーバーやドメイン、PHPなどの専門知識を持った従業員が最低でも1人は必要です。もし自社にいない場合は、外部に依頼しなくてはならず、手間やコストがかかってしまいます。

パッケージ型でサポート体制が充実しているCMSや、クラウド型でサーバーを必要とせず、ブログ感覚でWebサイトを構築・運用できるCMSなら、そうした心配もありません。

コストや手間を抑えたい、それほど多くの機能があるWebサイトを必要としないといった場合は、WordPress以外のCMSを選択した方がメリットは多くなります。

販売やマーケティングなど特定分野に特化したWebサイト運用ができる

WordPressは利用者数も多く、さまざまなプラグインが用意されています。そのため、ECやマーケティング、コミュニティなど多様な目的にも対応が可能です。

ただ、WordPress以外のCMSでは、マーケティングやECに特化したものもあり、WordPressのプラグイン以上に高い効果が期待できるものも少なくありません。

そのようなCMSは1つの機能に特化しているため、豊富な機能を持っている上、サポート体制も充実しています。

Webサイト運用に明確な目的があり、かつそれに特化したCMSがあるならば、WordPressでプラグインを追加するよりも、高い成果が期待できるCMSがおすすめです。

日本語でのサポートを受けられる

WordPressは海外製な上、プラグインの製作者も外国人であるケースが多いため、サポートも英語が中心です。

もちろん日本でも利用者数が多いため、日本語のコミュニティや日本語でのサポートを行っているプラグインもあるものの、全てではありません。そのため、自分が欲しいサポート情報が日本語でなければ、自分で翻訳して対応する必要があります。

WordPressの場合、外部にWebサイトの構築・運用を任せれば直接サポートを受ける必要はないものの、自分たちでの運用を検討している場合、手間とコストがかかります。

その点、日本で制作されたCMSであれば、サポートも当然日本語で、トラブルが起きたときでもすぐに問い合わせが可能です。

専門知識はないものの、自分たちでWebサイトを構築・運用したい場合は、WordPress以外の日本製CMSを選択した方がよいでしょう。

よくある質問

特に初めてCMSの構築・運用をする際、CMSの活用についてよくある質問とその解答を紹介します。

CMSとブログサービスとの違いは?

CMSとブログサービスの違いは、ブログ構築に特化しているかどうかにあります。CMSを使ってブログを構築することはもちろん可能です。しかし、CMSで構築するのはブログだけではありません。

ECサイトやコミュニティサイト、企業サイトなどCMSによってはあらゆるWebサイトの構築が可能です。

ブログ構築に特化しているCMSもあるものの、基本的にはブログ構築に特化しているのがブログサービス、さまざまなWebサイト構築ができるのがCMSといえます。

CMSを導入する際の具体的な流れは?

CMSはその種類により導入する流れも異なります。

オープンソース型CMSの導入方法

一般的なオープンソース型の場合は、次のような流れです。

  1. CMSの公式WebサイトにあるダウンロードページからCMSのzipファイルをダウンロードする
  2. サーバー上でデータベースを作成する
  3. FTPソフトで公開サーバーと接続をするための設定をする
  4. zipファイルを解凍し、FTPソフトでアップロードする
  5. アップロードしたCMSにログインしてインストールをする

また、WordPressのように多くのレンタルサーバーにかんたんインストール機能があるCMSの場合、レンタルサーバーに申し込むだけでインストールまで完了するものもあります。

パッケージ型CMS型の導入方法

次に一般的なパッケージ型CMS導入の流れを見てみましょう。

  1. 購入後、CMSの公式サイトにあるダウンロードページからCMSのzipファイルをダウンロードする
  2. ダウンロードしたファイルをサーバーにアップする
  3. ブラウザ経由でインストール専用ページへアクセスする
  4. パーミッションやWebサイト、メールの設定をする
  5. データベースの設定と初期化をするとインストールが完了する

パッケージ型の場合、ダウンロード版と製品版があり、製品版の場合は上記と導入方法が異なります。

クラウド型CMS導入の導入方法

次に一般的なクラウド型CMS導入の流れを見てみましょう。

  1. クラウド型CMSの公式Webサイトから利用者登録をする
  2. ブラウザ上で利用を開始する

クラウド型CMSの場合、基本的にはすべてブラウザ上で完結するため、特に無料版の場合は公式Webサイトで登録さえすればすぐに利用可能です。

ヘッドレス型CMSの導入方法

最後に一般的なヘッドレス型CMS導入の流れを見てみましょう。

  1. ヘッドレス型CMS公式サイト上で利用者の登録をする
  2. ブラウザ上で利用を開始する

ヘッドレス型CMSも基本的にはクラウド型と同様にブラウザ上で作業を行います。そのため、利用者登録をすればすぐに利用が可能です。ただし、実際にコンテンツを作成するには、APIの設定などが必要になります。

本当にWebの知識がなくても運用は可能なのか?

CMSはWebの知識がないとWebサイトの構築や運用は困難なものがほとんどです。一部、ドラッグ&ドロップだけで構築できるCMSもあるものの、それでも最低限のHTML知識はあった方がよいでしょう。

また、大規模なWebサイトやさまざまな機能を有するWebサイトを構築する場合は、HTML知識以外にも、PHPやサーバー、APIなどの知識も求められます。

もし企業内に専門知識を持った担当者がいない状態で大規模Webサイトの構築・運用をする場合は、外部への依頼も含めた検討が必要です。

CMS導入時はWordPress一択とするのではなく多様な面からの検討が重要

CMSには、オープンソース型、パッケージ型、クラウド型、ヘッドレス型など多様な種類があります。

ただ、これまでCMSを導入してWebサイトを構築する場合、ほとんどの方はWordPress一択だったのではないでしょうか? 

もちろん全世界で最も普及しているCMSであり、プラグインやテンプレートも豊富なため、Webサイトの構築・運用が効率的に行えるのは間違いありません。

しかし、普及しているからこそ、セキュリティ面でのリスクが高いといった面も考える必要もあります。また、WordPressを自分たちで構築・運用するには一定のサーバーやPHPに関する知識も必要です。

そのため、自社内の専門知識を持った担当者がいない場合は、外部への委託もしくは、別のCMSの選択も検討する必要があるでしょう。

特に法人でマーケティングを強化したい、ECを積極的に推進したいなど特定の目的がある場合は、WordPressも含め多様な面から検討することをおすすめします。

本記事に掲載している情報は2025年5月時点のものです。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

GMOサインが運営する公式ブログ「GMOサインブログ」の編集部です。
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